3教授による低周波測定と打ち合わせ

音響工学、振動工学、地球物理学の三人の研究者による低周波測定プロジェクトです。
それぞれに高名な方たちなので、議論の言葉にも深い思惑があると期待しています。

汐見文隆医師は、問診と外的要因である物理的把握が重要であると論じてきました。
風力発電のない自然な状態よりも、どれだけ有害な低周波音が増大し、卓越したかが問題なのだと。

汐見先生の研究成果により、低周波被害は十分に解明されてきたと私は固く信じています。
しかし環境省や行政、由良町役場などは、あらゆる策を弄して被害を否定し、被害者を弾圧してきました。

地球温暖化やCO2削減、原発反対といったイデオロギーから、環境運動家がこぞって低周波被害の隠ぺいに加担しました。ヨーロッパの物まねでした。

風力発電の被害地域では、自業自得を絵にかいたような田舎社会の崩壊がありました。まったく手をつけられない有様でした。
低周波音の被害者は、由良町では60歳以上の高齢者で、これだけテレビや新聞で情報過多になっている現在で、古い体質の地域社会にしがみつくような人たちでした。

低周波音被害者となると、一日中、24時間、めまいや耳鳴り、頭痛や体のしんどさに襲われます。
性格が変化して、人生が破壊されていきます。全国で、被害者たちが連携できない、一番の理由が人格の崩壊だと思います。

それを分かっていて、環境運動家たちは優越感に高揚しているのです。またそれを利用する行政の策略があります。
差別心の対象、ルサンチマン、鬱積した不満や、閉塞感を擦り付けるのです。

たくさんの被害者が心筋梗塞や脳梗塞で「不審死」を遂げてきましたが、「因果関係が証明されない中で調査はしない」と言いながら、ついには被害者を笑い物にして、堂々と弾圧する事態に来ています。

去年10月に亡くなった谷口さんを「アイちゃんはガンで死んだんや」と私は十数回も町内で、聞かされることになりました。

以下、3教授とのメールのやり取りです。

1回目の測定は、2016年9/25日、すべての風力発電が止まっていました。そよ風程度の穏やかな日でした。

2回目の測定は、2016年10/29日、すべての風力発電が回っていました。そよ風程度の穏やかな日でした。

【K先生へのメール】

9/25日、由良町を見下ろす21基、すべて止まっていました。隣町の広川町、山本地区の1.500kwも止まっていました。
このような状態で、高い山の上(約300m)では、風が吹いたりして、巨大な風車が振動して低周波を発しているんだろうと推測しています。

さて、風車の影響のない由良町大引地区にバイオリンの先生がいます。人柄からか、近隣にたくさんの生徒(弟子と言っています)がいて、気ままな音楽談義を楽しんでいるようです。
先日、私の親父を知っているとのことで、初めてお宅を訪ねて、風力発電の低周波で苦しんでいることを話しました。

中西先生曰く、「音楽に低周波など関係ない。低周波が影響するなど聞いた事もない」と断言するのです。
同時に、被害地域の畑地区に住む生徒さんがいて、低周波を感じることがあるらしい、と情報を伝えてくれました。

私の知人にロンドンでバイオリンを弾いて生活している音楽家がいます。彼女も同じことを言っていました。「低周波の影響など聞いた事もない」と。

福島県のいわき市に、ピアノの先生をしている人と話をしていて、やはり同じ話をしました。
「今まで低周波のことなど聞いた事がありません」と。

少し離れて、ある日、ドイツの青年が来ていた時、テレビで名器の条件、として、ギターの引き比べをしていました。
私にはその違いが分りませんでした。しかし、その青年は笑いながら、「簡単です。響きが違うでしょう」というのです。

名器と言われる楽器は、昔はスピーカー(拡声器)がなかったから、できるだけ遠くに音楽が聞こえるモノが求められたそうです。
だから響きの良い楽器がよいのだと。たぶん低周波に載せて、音楽が遠くに響き渡るのでしょう。効果的に心に届くのでしょう。

風車の場合も同じ現象だと考えます。我が家にいても、手に取るようにギア音が聞こえてくることがあるのです。
残念ながら、メロディだけ奏でれば、ということでは浅いものを感じます。

CDのデジタル音がそうです。風車病のおかげです。何かあるはずです。次の測定を踏まえて、原因物質を特定したいと思います。

昔、キューリー夫人の映画を見ました。何もない物質を求めて、散々探した揚句に、深夜、光るモノを見た瞬間がありました。私も感動したものでした。

【K先生のメール】

由良町の測定結果のご送付ありがとうございました。まだよく見ておりませんが、ざっと拝見した限りで、9.25日と10.29日で大差がある(10月の方がおおむね20dB高い)ことが分かりました。

スペクトルが測定場所でだいぶ違っている印象を受けますが、何が原因でしょうか? あるいは複数基の風車が稼働していたらそれらの影響が合成されるのではないか? 音響学でよくやる、2つの源があっても3dBしか増えないというのは、両源が無相関な場合ですが、風力の風車のような超低周波音では、そう簡単に無相関にはならないのではないか?という疑問も生じます。

風車が停まっていてもしんどいという話はよく聞きますが、風車がそこにある以上、回転していてもいなくても、同じブレードもタワーもそこにあるのですから、いろいろな擾乱(風や地盤振動)を受ければ自由振動をするので、発する超低周波は振幅がいくらか小さくなるだけで、同じものが出ているのではないかとも考えられます。

風力推進者がよくいう、低周波音なんてどこにでもある、に反論できるようなデータ(例えば風車の低周波音は入らないぐらい遠方でも本当に低周波音はあるのか?あっても質が違うのではないか?)はお持ちでしょうか?

0Hz付近でもパワーがあるらしい、の解釈はまだ私もわかりません。本当にあるのか?それともデータにもし直流成分が含まれていれば、それは0Hzの寄与と計算されるので、その可能性はないか???

【K先生からのメール】

なかなか面白い話でした。たぶん中西先生も、ロンドンの音楽家もウソを言っているわけではなく、低周波音の感知能力には個人差がある(おおきい)から知らないだけなのでしょう。

知らなければ、ご当人が感じないものはないと思うのも無理ありません。こういう風に、誰でもわかるものではないところに環境省はつけ込んで、なるべく低周波病などはないんだ、ただの難癖なんだと人々に思い込ませようとしているのです。

だから、そういう人たちを敵だと思ってはいけないのじゃないですか? 悪いのは環境省と、その片棒担ぎをしている音響学専門家で、低周波音には感度の低い普通の人に(僕もそうであるように)、よく話して理解してもらうことが必要です。

楽器の音色が、その楽音に含まれている周波数成分に依存しているのはもちろんです。よい楽器ほど、メロディーを奏でる主音以外に多くの倍音を含んでいます。
それも絶妙な割合で…。それは低周波音である場合もあるでしょうが、多くは主音よりも高い倍音です。

これは古典物理学(原子物理以前の)の重要なテーマだったのです。例えば僕が今も持っているロード・レイリーによるTheory of Soundという2巻本の最初の40ぺージ余りは、倍音の話で、続いて弦の振動、膜の振動などの話が広がっていきます。

音色、つまり音に含まれるいろいろな周波数成分は、古典物理学者の重要な興味の対象だったのです。

由良町の被害者は、どんな成分に悩まされているのか? 今はOさんがいるから、その辺も粘り強く調べてもらえればわかるかもしれませんよ。

稼働時にはブレードがタワーの影を通過するときにおこるブレードの振動が大きい原因と思っていますが、そのほかにプロペラが回っていなくても、タワーもブレードも、風によって、自分の好きな自由振動をひき起こすので、そこからも低周波音が出ている可能性があります。

【O先生からのメール】

10月29日の測定結果をやっと整理できました。添付ファイルに示した通りですが、風車が動いてない9月25日のデータとの違いは歴然です。

意外な事に、0Hz付近の値はほとんど差がありません。もしかしたら、このあたりの超低周波音が、風車が止まっていてもしんどいという原因になっているのでしょうか?

これまで、その0Hz付近の値については、確かに測定できているのか自信がないので言わなかったのですが、添付の「低周波測定系感度」に示したように、現在測定に使っている機器では0.1Hzで実際の値よりも約15dB低い値で記録されているはずなのです。

つまり、実際の0.1Hzの音圧レベルは、グラフに示された値よりも15dB高いかも知れないということです。まだ、確かにそうだとは言い切れませんが・・・

とりあえずは、風車によりこの程度の低周波音は発生しているという状況は示せたと思います。風車の振動によると思われる高調波も由良さん宅の測定では特に明瞭に観測できました。

不明な点などがありましたら、ご連絡ください。

【OO先生のメール】

添付でいただいた周波数特性は確かに特異なもので,ひょっとすると1Hz以下でも低周波側に振幅が増大しているのかも知れませんね。
想像をたくましくすると,風車の回転数が基本周波数になり,それから高周波側に向かって,いわゆる1/fゆらぎが起きているのかもしれません。

1/fゆらぎについては良く知りませんので,Kさんにたずねて見ます。

 【私からのメール】

我家で測>定した低周波音測定データです。
1Hz、1.7Hz、2.5Hzときれいなピークがあって、30dbもの落差があります。自然界にこのような奇異な低周波音現象はありますまい。

私はすっかり低周波音被害者、風車病になりました。たくさんの人が私をつかんで泣いて訴えました。そして苦しみながら亡くなりました。

彼らにはその死の意味さえ分からなかったでしょう。何重にも悪党に囲まれて、何が本当のことなのかも考える能力をなくしていました。
社会的な、人による人災についても、これから訴えていかなければならないと考えています。

その前に、原因となる有害な低周波音分析図について、知識がほしいのです。何卒ご協力お願いします。
O先生による測定デー>タがどっさりあります。添付した、このグラフの意味について、教えていただければと思います。

よろしくお願いいたします。草々