11月23日、印南町へ行きました。

先日、風車病で亡くなった谷口さんが見に行きたいと言っていた印南町の樮川地区へ行ってきました。

風力発電から2km圏内に、4~6 軒の民家があります。被害の及ぶ可能性があります。しかし由良町の畑地区のように大量に被害者が出ることはありません。
人家がまばらで、それほど人が住んでいない。地域性もあって、もし被害があったとしても、笑い話になるでしょう。

11/23日は祭日なので工事は休みのようでした。しかし近接する所に工事があるのか、10tダンプやトレーラーが頻りに走って、出入りしていました。
たぶん原発と同じです。付随する工事が発注されて土建屋は大忙しです。この利権が大事なんですね。

この地域の寺の坊さんと話しました。被害のことを話しても通じません。思考停止しています。地域の人とも話しましたが、まるで取り合ってはくれませんでした。

写真にもあるように、信仰の山、秋葉山にも風車が建設されます。小栗判官物語の舞台です。熊野の山々の風景が巨大な風車で変貌します。
日高平野を見下ろす山々には、既にたくさんの巨大な風車が林立しています。被害の声も聞こえてきます。

風景というものは、人々の心に影響します。どこまでも続く熊野の山々が魅力を湛えていたのは、大自然の恩恵で、そのありがたみに人は手を合わせて拝んでいたのではなかったのか。

わずかばかりの電気のために、風景を壊し、地域社会を引き裂き、被害者を無視して弾圧する。何かおかしいとは思いませんか。

このホームページは、印南町や南部町の若い人たちが見てくれていると聞いています。
彼らは、「私の近くには風車を建設しないでもらいたい」と明確な意思を持っています。

しかし、声に出して言えないそうです。「止めてください」とは、絶対に言えないと聞いています。
こんなアホらしい状況が、全国で起こっています。環境運動家が、共産党が、あたかもクリーンエネルギーだと主張して、風力事業を推進しています。

マルクス主義やナチズムと同じです。もちろん利権に集る業者や議員、役場職員も同列に許されるものではありません。
「全員参加で・」、 とか、「地球温暖化で・」、とか、いかがわしいスローガンを次々に吹き込みます。もともと詐欺なんです。


①平成27年8月撮影(希少なドジョウや鳥類が生息しています。左手の大きな山が信仰の山、秋葉山です)

②平成28年11月撮影(山々の尾根を削り取って管理用通路の建設が進んでいます)

③工事用通路の入り口です。

④風力発電の計画図です。