Cooper論文、風力発電の迷惑5段階の基準です。

ある科学者と話していて、新潟県の岩船洋上プロジェクトが話題になりました。議事録の15ページから日本気象協会が説明していますが、こんな悪意に満ちた考えができるものかと私は思いました。
全国には、たくさんの風力発電の被害者がいます。由良町では、苦しみながら、泣きながら死んだ人を3人見ました。他にもいると思います。

今も苦しみながら、たくさんの被害者が苦しんでいます。それを由良町長は知らぬ、と答弁します。議員や区長たちも知らん顔です。このような非道が許されてよいものか。
汚い策を弄して、被害者を弾圧して隠して、いったい何を考えているのか。

科学者からの資料提供です。Cooper論文の解説に出てくる評価基準を示しています。もちろん日本にはありません。なぜないのかというと、前記、議事録のように、レベルの低い悪意の説明がまかり通っているからです。
低周波音による被害は認めない。国際的にはない、異常な弾圧が行われています。社会の信頼や思いやり、といった大切なものが踏みにじられています。
考えられないようにされています。

風力の超低周波による迷惑の5段階評価表です。Copper論文の迷惑度評価に用いられたものです。
出所は表の下に示されているように、出典:Wind Farm Noise Statutory Nuisance Complaint Methodology prepared for Defra Contract No. NANR 277

本委託研究の依頼者は次の文から風力発電業者と思われる: The aim of the project is to develop a noise Statutory Nuisance complaint investigation methodology for wind farm installations.

つまり、ノイズの法的迷惑苦情の調査手法を開発することが目的であると述べている。
はじめは内容的に、被害者が雇って委託調査をさせたのかと思ったが、どうもそうではなく、発電業者の方が委託したようである。
ということは、発電業者も住民の苦情を無視しては進めららないという国情があるのだろう。

表の下のURLで本報告を見ることができるが、この報告も114ぺージ以上の報告で、最初にやや詳しいサマリーがついている。
目次で見る限り、3.世界の文献調査、4.既存の法規制などが述べられており、3.4とも見ておいた方がよいと思われる資料である。

英国では業者といえども、費用を投じてこれだけの調査をして苦情に対処しようとしているのは、日本と少し状況が違うのではなかろうか。

諸外国でも、風力擁護派と反対派があることは日本と変わらないが、両者の力関係は?となるとだいぶ違うのではないか?だから業者もこれだけ対応しようとするし、行政も業者と被害者の間に立って、中立たらんとするように見える。
その差はどこから来るのか?

Table 4 Generic Scale

日本気象協会岩船洋上プ23573