風力発電は悪魔よ、鬼だよ。

百鬼夜行という言葉がある。平安時代に安倍晴明が活躍した。江戸時代には、幽霊の正体見たり、枯れ尾花、となる。たくさんの演目となって話芸、講談を楽しむことになる。今ではyoutube動画となっているから暇なとき聞く人がいるだろう。人の感情として、不気味な、不思議な現象はあるものだ。

科学がどんなに発達しても、人間の中身はそれほど変わらない。新聞を見れば、相変わらず殺人だ、詐欺事件だと同じことの繰り返しでしょ。少しはインターネットで情報が拡散されやすくなったのかな。それでもコロナウィルスやウクライナのことなど、本当のことはよく分からない。

日本は戦争に巻き込まれるのか、なんてね。さて、風力発電の低周波被害だ。添付のニーナビアポントの『Wind Turbine Syndrome』、汐見文隆の『左脳受容性』、そして私の『風力発電の被害』だ。もう10年も前の本だが、日本では忘れ去られたように消えていくのか。

それぞれに真実が書かれていて、貴重な記録、告発だと考える。各地ではタブーになっていて、由良町では、まったく禁忌になってしまっている。私なんかはさ、「風力は分からんけどな」と前置きされるからね。なぜな? と言おうものなら怒りの言葉と感情がむき出しにされるのだ。

よっぽど洗脳されているんやね。私は誰とも話さないから、ごく限られた周囲の人だけなんだけど、それでも個々に、それぞれが決められた言葉を発し続けている。まるでオウムだよ。役割を果たしているんだろうね。それは彼らの勘違いなのか、いやいや、もっと崇高な義務を果たしたと思い込んであざ笑うのだ。

私も笑うしかない。中には珍しく私のホームページを見た人がいると聞く。それで、と踏み込むと、「関係ない。ワシには分からん」となっている。谷口愛子さんの話をアップしているから、と言っても、受け付けないから、強い意志をもって私に向かっている。初めから構えているんだね。ご苦労なことだよ。

町グルミでこんな情報コントロールが行われている。近くの有田川町で「風力発電はうるさい」の看板があることを言っても誰も拒否するからね。人口5千人の由良町に、いったい何があったんだろうか。社会心理学の世界だね。同じことは水俣や福島で見ているから、とくに驚くことでもないか。

あちらの方が大規模に展開している。でも金額的にはどうなんだろう。風力発電の方がはるかに巨額の大金が動いている。水も漏らさぬ完全制覇の状態よな。被害者なんてゴミ屑でしかない。それよりもカネだ。自然エネルギー、サステナブル、誰がこのマントラに逆らえるものか。

風力被害に苦しむH氏と何度か話した時、ワシは役場の指示で地域の人に協力を求めたんやという。夜になると部屋にはいられんから、表に停めた軽トラで朝までの時間を過ごす。寝るのではない、体を休めるのだ。薬は飲んでいるが効いているのかどうかはもう分からんという。

こんなになるとは思わなかっんやという。だったらなんで抗議しないんやと言うと、涙を流して、いまさらそんなこと言えるか、と叫んでいた。しばらくして死んでいたよ。こんなのがたくさんいたものさ。目の前では、山々に風力発電が回っている。低周波測定器で測ってみると2Hzの所で音圧85dbもあったよ。

激しく空気が振動している。ファントム戦闘機などの爆撃機の現場にいるようなものさ。それも地形的に閉ざされた環境だよ。それを人々は風力の被害など聞いたこともないと笑っている。何が嬉しいんだろうね。試しに、「Kein windpark」と検索して見ないか。

ドッサリト風力発電に抗議する地域や人々がアップされているで。日本にはこんなデモはないでしょ。せいぜいが御用学者を担いで、土砂崩れの心配とか、洪水があるとか言っている。最近では政治家を招いて、地域活性化とか、雇用の確保だと言っている。私はそれをエセ、だと書いてきた。

しかしよく見るとそれらは由良町と何も変わらない。人々は面白いのだった。前記のHさんのようにさ、ヒステリックになって、苦しみぬいて死んでしまう。こんな面白い場面もないわな。カネを払ってもこんな惨劇は見られない。優越感。だからアホやと言うんだよ、と笑っている。よく分かるよ。

東北では海側と、山側にたくさんの風車が林立していて、そんな特殊な音環境に人々は笑いが止まらない。低周波測定器で測ってみたらよいのにね。たくさんの論文、研究材料だよ。物理現象だけじゃない、人々の内面、心理がどのように変化したのか、あるいは元々がカタルシスを求めていたのか。

地域によって、驚くべき理由が見えてくる。原発でもさ、行ってみると分かるけど、普通じゃないでしょ。古墳時代に、墓守に集められた奴隷と同じに見えないか。後世、それは差別地域の代名詞になったと古田武彦は書く。なんや昔から同じことを繰り返してきただけなんかいな。全国に新たな差別地ができる。あんな所に住みたいか、と。