政治の不毛

保守主義は、生存と繁殖が理由だと書く。そうかいな? 私はそうは思わない。ただの屁理屈だ。というのも我家は旧家で、ここに千年以上住み着いている。遺伝子検査をすれば、DNAで私が誰の子孫か分かるだろうにと思っている。イギリスなどでは自由に検査できるらしい。ぜひ日本でも、自分が源氏なのか平家なのか、確認できるサービスができればと思う。

昔は閨房が乱れていたらしいから、あまり信用できないけどね。日本人は親類内で婚姻を重ねてきた。私も血が濃い。よく韓国人が言う、「日本人の祖先は韓国だ」は、社会習慣から見ると違うことが分かる。科学的にもDNAが明らかに違っているらしい。とまれ生存と繁殖よ。私はズーッと、一人暮らしをしている。貧乏だけれど田畑があるから、気ままな生活だ。

問題は、私の遺伝子を持った人が、私の死んだ後にここに住んでもらいたいことだ。伝統文化は、そのまま生存と繁殖に繋がるのか。どうも違うなぁ、と実感している。かなり切実だ。政治の世界でも、保守と革新の区別はつきにくい。アホな政治家が目立つ。風力発電の被害を訴えたことで、彼らがいかにダメなことかよく分かっている。

彼らの行動原理は何なのかと不思議でならないのだ。カネと票か。それに群がる人々のアホらしさよ。これが民主主義かと驚くではないか。あの戦争の時と変わらない。マッカーサーが言ったように12歳のままだ。日本人ってさ、成長しないんやね。我家には自民党の古いバッチが残されている。多分党費を払ってでも社会を発展させたいと思ったことだろう。

ところが裏山を見ると21基の風力発電が回っている。低周波被害で目まいがする。かなり苦しい。全国的にも同じ被害がありながら、誰も抗議の声を上げられない。だって12歳の少年だからね。弾圧。ちょっとした脅しで黙り込む。逃げ飛んでしまう。奴隷になって媚びている。泣いて苦しさを訴えた被害者もいたのに。

コロナウィルスじゃない。日本人の精神が委縮して立たなくなっているのだ。私は今64歳。あと40年は生きたいと思っている。すっかり転落した人たちを見ながら、なんで私だけがと誇らしい。