大甘の記事

国が軍隊を持ち、自らを守る必要があることに異論はない。拉致被害のことも、私はその時新潟にいたから、とても他人ごとではないし、和歌山にも同じ事件があったじゃないかと言い続けている。その上で、この書き方はいかにも甘い、と思うのだ。天皇を利用するなよ。底の浅さが見える。

「政府の行為」は悪いで。そんなこと当たり前やないか。私は風力裁判を経験した。弾圧の嵐よ。人々は大喜びしていた。被害者たちでさえな。これが「風力発電の被害」(の本質、結論)であった。もともとは風力被害者の谷口さんらが御坊警察に三度ほど被害を訴えて解決を求めていた。

さらに検察庁に訴えると言って活動していたと聞いている。それをだよ、警察は「由良さん、あなただけでしょ」と言ったのだ。これは由良町役場の最初の言葉として有名だ。三人ほどの被害者が、それぞれに由良町役場に被害の相談を持ち掛けた。「あなただけだよ」そう言われたらしい。

被害者の孤立化作戦だ。社会からの引き剝がし、とか、有力者や環境運動家を使っての物語の演出が行われる。被害者はコテンパンに破壊されるのだ。私もやられているからその酷さがよく分かる。いろんな被害者が、怒りの電話をかけてきたものだよ。

谷口さん宅には11人の古い友人知人が次々とやって来て「由良さんがあなたのことを木違いだと言いふらしている」と伝えて来たそうだ。その時は何のことやろ、と笑い話にしていたけれど、次第に「出て行けっ」とまで叫ぶようになる。低周波被害は頭をやられるからね。

ヒステリックになるのだ。それを利用しての弾圧だ。私のことを話しに来た人を何人か知っている。彼らは分かっていてやっていた。身内なのにね。家族内でのケンカ話も聞かされたさ。それを知り合いの漁師連中も面白おかしく話す。谷口さんの実家は漁師だからね。ネットワークがあるんだろう。

山口県での風力裁判も聞いている。金のない漁師は賠償金の支払いをどうしたんだろうか。日本のメディアは一切を無視している。警察の味方さ。最近の水俣映画でも警察の酷さを指摘している。どこでも被害者を弾圧することが仕事らしい。とまれ今日の産経記事よ。

「性悪説」を否定して軍隊を持つべきだと強調する。論理が破綻している。前ページにアップしたように、竹やり、自爆攻撃、一億玉砕、これが日本政府の姿だ。ウソではない。否定しようのない事実だ。それを知らん顔して、今の被害者弾圧を行いながら、何が「檻から出よ」だよ。犯罪なんだよ。

日本人だけではないが、人は、本当に悪い。平気で人を殺して笑いものにする。谷口さんが亡くなった時も、手を叩いて笑って喜んでいたものだよ。なかにはジャンプして、手を叩きながらぐるぐると回って見せた議員もいた。これが由良町の姿であった。同じことは県でも国でも起こるだろう。

水俣や福島は国レベルの弾圧だ。いや、風力被害もそうなっている。これは日本人の持っている業(ごう)、酬い、なのか。私は日本国憲法なんか早く書き変えてしまった方が良いと考えている。しかしこんな程度の議論では、トテモトテモ、無理だ。自民党案なども論外だしね。

聖徳太子の17条の憲法が、いかに優れているか分かるじゃないか。私はミサイルを撃ち込んででも拉致被害を解決すべきだと思っている。これが私の憲法論だ。