実態のないエネルギー、環境政策

まだ季節風は吹かない。柿の葉が赤く色付き、それが強風に吹き飛ばされてしまうのだが、空気は乾燥しているし、低周波音の苦しみがガンガンに襲ってくる。何も感じない人は、本当に何も分からないらしい。それほど風車病という症状は個人差が大きい。

なんせ風車の音が聞こえないから、「何も聞こえないけど」と言われてしまえばそれで終わりだ。本当は低周波音測定器で測ってみれば、音圧30dbの差異で激しく空気振動している。対数表示だから1,000倍のエネルギー変化だ。こんな物理的な言葉でさえ、一般の人には伝わらない。

「低周波」と言うだけで、ヘンな人、また言っている、とアホにしまくりだよ。薄笑い、嘲笑、侮蔑の表情、顔を歪めて去っていく。今、由良町では誰も風力被害を訴える人はいない。たまに、近所の人にそんなことを言ったら最後、「そんなことない、オマエだけや」と怒鳴られるようになっていた。

その時の怒りの表情と共に嬉しそうな優越感よ。せっかく大学まで出て、インターネットもできるし、勉強もできたであろう人が、堂々と風力被害者を否定して喜んでいるんだよ。勉強ができたとか、学歴とかはあんまり関係ないけどね。人間のレベルの話になる。フィロドフィ(philosophy)。考えてみることができないのだ。

「哲学」という言葉に、何の意味も分からない。真実、本当のことが見えない。日本人が、こうまでしてアホだったとはな。これは由良町だけではなくってさ、全国の風力被害地で同じ心理コントロールが行われている。単なる宣伝ではなく、その人特有の憎しみみたいな素質、信念があるんだろうね。

だから少しのホノメカシで、「やっぱりな。おかしいと思ったんだよ」と被害者を特定できれば大喜びするのだ。環境運動家がやって来て、「あれは更年期障害やで」とか、「耳に障害がある自分の病気らしいで」と言ったりするともう笑いものにして安心するのだ。自分でなくてよかったと。

それよりも雨が降ったら土砂災害に気を付けないとな。地球温暖化でますます自然災害が酷くなっていると言う。環境省の受け売りに気が付く人はいない。一般論、正論だと信じている。最初から仕組まれた罠なのにさ。新聞やテレビの再エネと同じことか。前ページに紹介した再エネを否定する本についても、一般の人は見ないだろう。

いわゆるオタク本だ。私の書いた『風力発電の被害』に至っては、人に見せたら目を怒らせて拒否される。アレアレ、そんなにタブーだったんや、と思い知るのだ。それだけその人が体制派?、みんなと一緒が自慢なんだろう。私は違うからね。いつものことだ。

じゃぁ、谷口愛子さんらの被害の訴えと死は何も意味がなかったんだろうか。人々は「アホよら」と言っている。「一回言うたらそれでいいんと違うの」と言う。これは何度も聞いた話だ。当初は「ワシらは面白うてならんのや」と笑っていたけどな。ここまで社会は破壊されていた。

いや、そもそも社会なんてそんなものでしかなかったんや。それを何とか道徳や倫理と言った、言葉で縛って来たんだろうに、最近は聖書を読む人もいなくなったからね。何が悪いのか、何が間違っているのかを判断できないんだよ。学歴や地位は関係ない。その人が持っている精神性だ。人間のレベルと言ってよい。

御用学者の被害否定の講演や論文を見れば分かるだろう。そんなものを主催している自称、風力反対の意味が見えるだろう。エセだと書いてきたとおりだ。今日の天気図を添付した。由良町に風はない。風もないのに風力発電が回っている。誰もその風景を見てヘンだとも思わない。

私は風力被害者だから、それらの風車を見るだけで目まいのような気持ちの悪い気分になる。風車の麓にある人々の中には50人ほどの被害者がいることは分かっている。「何と辛抱強い人らよ」と谷口さんは感心して伝えてきた。本当は自殺したんやで、と言う被害者もいた。人の思うことはみな一緒よ。

ここに私が書いたことは、大体の人は感じていることだろう。「風力の被害など聞いたこともない」、へ~え、そうなんや、と笑うしかない。統計的には一定の確率で被害者がいることは分かっている。脳梗塞や癌に苦しむ人もいるだろう。

Pathway to disease (風力発電は病気になる)、トランプ前大統領は「風力発電はガンになる」とスピーチした。有名な話だよ。それでも由良町では何の抗議の声もない。私に対する憎しみに凝り固まっている。被害者でさえそうなんだから、被害感覚のない人はなおさらバカバカしい妄想だと笑うだろう。

そうすると環境運動家や世間受けが良いからね。ここに被害者の虐待が固定化されていた。海外の風力反対運動や抗議デモとは正反対の、被害地特有の閉鎖社会、暗い洞窟、地獄の釜茹でが完成していたのだ。地域対策も進化したものだよ。今や、谷口さんの書き残した嘆きは誰も見ない。

ヘンな人。支配技術はこうまで完璧に仕上がっていたのだ。前ページに紹介した本にはメガソーラーばかりになっている。風力発電の低周波被害はどこにもない。今、和歌山で知事選があるけれど、どの候補者も風力発電に触れることはない。みんな分かっているのだ。尻尾は踏まないよ、と言うわけだ。

金儲けのダシ。アホにされっぱなしよ。奴隷の町なんやで。よかったら人間とは何ンなのか考えてみないか。ヒツジじゃないんだよ。幕末、吉田松陰らは死ぬまでそんなことを考えていたようだ。志士と呼ばれる人がいた。皆さん真剣に生きていたらしいで。それが人間と言うものだと私は思っている。カネじゃない。人間の誇り、自信だよ。