陰謀渦巻く風力発電の被害

日本人で、日本だけの世界に住んでいると、海外のことは何も分からなくなる。今では普通に、誰もが海外旅行を楽しんでいるのに、これはどうしたことかと思うのだ。タダの物見遊山。オベリスクを見たとしてもその意味に関心がない。パリジェンヌの風景を見て、そんなものかと思うだけ。

ドイツとの比較なんてどこにもない。明治維新の時、由良守應たちがヨーロッパやアメリカに出かけていた頃は、もっと真剣な感覚があっただろうに。自衛隊の人でもさ、何か危機感がない、たるんでいるとの指摘がある。屋外演習で移動の時、雑談しながら行軍していたというのだ。

距離を取って、散開しながら歩かんかい。元少年飛行兵の刀匠、江住有俊さんはそう嘆いていた。教官をしていたそうだから、余計に腹が立ったんだろう。あれじゃ攻撃されたらひとたまりもない。遊びじゃないんだと戦時を体験した老兵は言っていた。今朝の産経記事には自衛隊違憲の看板が、とある。

まったく同じことは前ページに書いたように、「土砂崩れが心配」というスローガンだ。どちらも分かっていてやっているから始末が悪い。外国から見れば意味不明の日本人よ。ナニ、日本人でも分かっている人はいるはずなのだ。なんせ東伊豆町や伊方町、下津町、由良町など、全国いたるところに風力被害が襲い掛かった。

「由良町、風力発電被害」で検索すれば、由良町で何が起こったのか出てくるで。『風力発電の被害』には、当時、議員として由良町がどんな態度をとったのか、ありのままを書いた。すべて事実だ。環境運動家たちは「ウソつけ」と言っている。由良町の人々でもそれは同じで、私の話が聞けないなら、この本を読んでくれ、と頼んでみても突き返されてきた。

ボロボロにされたその本が我が家の蜜柑畑に捨てられていた。風力被害を訴えることはそれほど過酷なことなのか。同じことは畑地区の谷口愛子さんにもあって、「ある風車被害者の独白」というページになって公開されている。2018.1/20、1/22日のページに谷口さんの抗議の声をアップしている。

風力発電の何が悪いのかは、明白なことなのだ。伊豆の被害報告書を見ただろう。それなのに各地の自称、風力反対の「考える会」はすべて「土砂崩れが心配」と繰り返す。どこにも低周波音被害、風車病の言葉はない。ましてや風力被害者を助けようなんて奴は誰もいない。アホにしまくりよ。

私はこのページで、海外の風力反対運動や抗議デモを紹介してきた。ニーナビアポントの『Wind Turbine Syndrome』の第一章をアップしている。何が起こっているのか、人々は知っているハズなのだ。各地のエセ反対運動は陰謀なのか。全国大会と称して、政治家や自然保護団体が大勢集まって「土砂崩れ」を合唱する。不気味よな。カルトだよ。

ナチス運動に見えた。彼らは「再エネが必要」と言っている。なんや政治のプロパガンダやったんや。風車病になる確率は1%程度だ。それが由良町の畑地区では5、6%になった。重症の被害者はすぐに亡くなったし、脳梗塞や癌になって亡くなった人も多い。因果関係が分からない? じゃぁ、健康調査をしてみなよ。

東大の卒業研究にアンケート調査をした結果では19%の人が被害があると答えている。この中に土砂崩れの項目はない。つまりな、各地でやっている、あたかも風力被害を心配している反対運動は(実際は御用学者を担いで風車病を否定している)、エセだということだ。土砂災害の言葉にすり替えて、土木工事が欲しいのだ。再エネ利権の宣伝合戦だよ。

日本だけ、「Stop wind turbines」の言葉がない。これは恥ずかしいことなんやで。この言葉が、どれだけ被害者の心を踏みにじり、笑いものにして苦しめることか。彼らはそれを分かった上で、人を弾圧して喜んでいる。だからナチスなんだ。こんな人たちに騙されてはならない。日本でも、風力発電の被害に抗議しようじゃないか。

人間としてモラルを持とう。破壊された社会に手を入れよう。一部の者が利権を手にして笑っている。風力発電は犯罪なんやで。被害者を笑いものにして何が可笑しいか。