風力発電のパズルを解く

日本の全国各地で、既に風力被害が展開されているから、関心を持って原因を見ている人は多いだろう。すべては仕組まれた罠であった。汐見文隆医師やニーナビアポントの本が嚆矢である。アマゾンの書評欄には酷い言葉が書き連ねてある。学者言葉だから仕事で書いていることが分かる。それほど業界の反発がある。由良町で、私が風力被害を訴えた時、それはもう大変な弾圧の嵐でした。「鉄板の胸当てを付けて行け」、そう励まされて勇気を奮ったものよ。

なんせ被害者たちに泣いて頼まれたからね。その人たちが次々と死んでいく。職員や議員は手を叩いて笑って喜んだ。なんでや? 社会倫理の崩壊に驚くばかりであった。個人的にも、人として今まで田舎社会という道徳があったはずなのに、いつの間にかそんな悠長な親切心など消し飛んでいた。「ウソ付くな!」、「我々は町長の言うことが正しいと思っている。オマエは間違っている」同じ言葉があちこちで叫ばれていた。

私はその時、議員だったので、支えてくれる人もいたので、何とか頑張れたんだと思う。被害者の中には涙を流して泣き崩れる人がいた。電話を切る。そしたらまた電話が来る。被害の苦しさを訴えて泣いていた。そのことを役場に伝えると、「アホよら」と笑っていた。なんでやろう。今でも答えを探している。環境省が発行する「移動発生源の低周波音等に関する検討調査業務 報告書」を見ると、当初から被害者を弾圧する意図が明らかに見て取れる。

大体、自動車や飛行機の移動発生源と、風力発電が同じだというのがヘンでしょ。文章を読んでいっても異様な被害否定の論理になっている。これが環境省の政策なのか。被害原因の低周波を計ってみる。三尾川地区で測定すると、風車が止まっている時と、回転している時の差は40dbも差がある。対数表示だから10000倍のエネルギー変化だ。我家で測定すると、2Hzの所で30dbもの差異で空気振動している。1000倍のエネルギー変化を繰り返している。卓越した被害成分だ。

倍音が見られるから、これが音色となり、響きとなり、余計に苦しさを増すのだろう。低周波被害者はヘンな人が多いという。過激になって被害を訴えるようになる。あるいは頭の中の出来事なので、鬱のように家に閉じ籠るようになるともいう。人生が一変して破壊されるのだ。環境省の参照値は、グラフに表したように、被害とは何の関係もない。聞こえる。感じる。そういう実験のものではない。人工的な空気振動、気圧変動による内耳の器官の損傷だ。

被害感覚がある人はまだ分かりやすい。被害感覚がないのに、癌や脳梗塞でヘンになる人がいる。雷や地震の時の低周波の恐怖、不安、緊張が常時、加えられるのだ。その証拠が前記の音圧40dbの気圧変動だ。グーグルの写真地図を見るがよい。すべての風車がきれいに消されている。全国の風車がこのようにして消されている。よっぽど見られてはマズいんだろう。行政や政治により、被害者を弾圧する仕掛けは様々だ。どこでも田舎社会が破壊されている。

憎しみの連鎖だ。谷口愛子さんは小便を掛けられたり、車のタイヤをパンクさせられたと泣いて電話してきた。周囲の人たちは笑いものにして否定した。やがて私の風力裁判に連なっていく。まるで安政の大獄だ。京大教授の小林先生や奥西先生が来た時、封建社会の徳川時代みたいだ、と言ったことで気が付いた。先祖の由良守應もその時、酷い罪状にされて和歌山から追放されたからね。吉田松陰らのように、よくも殺されなかったものよ。

だから私も耐えられたのだと今は思っている。他の被害者たちは、一斉に被害を否定して「私たちは風力発電には反対ではありません」と言っている。私を憎む激しさは、それはもうスゴイとしか言いようはない。各地の自称風力反対運動では、「土砂崩れが心配です」と言っている。風車病に苦しむ被害者に圧力を加えている。本当の被害否定のトリックになっている。彼らの御用学者や環境運動家たちの勉強会を見れば良く分かる。悪党の塊だ。

誰か一人でもStop wind turbines!(風力発電を止めろ)と言ったか。海外の反対運動と全然違うだろうが。こんな指摘はとうに全国に伝わっているはずだ。それがなぜ、誰も本当の被害を声にしないのか。あの戦争の時と同じことだ。だからこれは戦争やな、という人は多くなっている。武力を使わないで、人が、人を弾圧して社会を衰退させるのだ。嬉々としてそれをやってのける人々よ。風力発電は詐欺やで。ハッキリとその悪行を言いってやろうぜい。