日本だけが、被害者を笑いものにして喜んでいる。

私はいつも英語やドイツ語で検索した画像集をコピーして、海外の風力発電反対運動や抗議デモの様子をアップしている。日本にはこんな場面がないからだ。最初から気が付いていたけれど、反対運動を装って、被害者や心配する人を覆い隠すトリックが堂々と各地で行われてきた。

「全員参加で」、「地域が一体となって」とかさ、組織的な地域対策だから、そしてどの言葉にも逆らえない魔法が散りばめられていたので、被害者たちはコテンパンに磨り潰されてきた。これまでの被害地、伊豆や伊方、下津町や由良町を見れば分かるでしょ。

あの被害者はどうなったんだろう? あたかも心配顔で近づいた環境運動家たち、関係者なら知っているはずだよ。役場の人も、泣いて訴えて来たんだからその終末くらいは嫌でも聞かされているだろう。敵視して嫌悪していたからそうでもないか。転落した人はみなそうだ。とてもうれしそうに笑っている。

「風力発電反対」と検索すると日本の反対運動らしきものが出てくる。それぞれにyoutubeで同じ地名を検索すると、いつもの御用学者の被害否定の勉強会の様子がアップされている。中身はどれも同じものだ。だって彼らは連携して同じ風力事業に雇用された人々だからだ。誰がタダで田舎まで出向いてスライドを使い、高度な資料の説明などするものか。

参加者の誰も理解はしていないみたいだけど。まるでカルトの集会よ。彼らが言うように、風力被害者は特殊な障害者でも何でもない。誰が被害者になるか分からないし、被害感覚はないけれど、ヘンになったり病気になる人もいる。汐見文隆医師や海外の研究書では、被害地域の30%の人が影響を受けるだろうと指摘されている。

行政や政治の弾圧が、地域に緊張感、ヒステリックな言動になっている。目の前の山々に巨大な風車が音を立てて回っている。何が悪いのか言うまでもないことだ。それを被害を訴えるものは木違いだ、というんだから大した魔法だと思わないか。そして被害者が苦しみながら亡くなると、手を叩いて笑いあうのだ。

ディストピアよ。海外の記事でも「ようこそ地獄へ」というプラカードがあった。風力発電の低周波被害は海外も日本も同じことだ。それなのに、なんで日本だけが被害者を弾圧して喜んでいるのか。区長さんや役員さんに強制されたから、だけではあるまい。

中には暴力を振るわれた被害者もいるらしいが、家族のものでさえ、被害者を黙らせた。「うちは関係ありません」と。私は何度もその言葉を聞かされたよ。伊豆でも伊方でも下津町でも由良町でも、どこでも同じ惨劇を見ている。人々はそれが面白いのだ。私に対する弾圧はそれを証明して余りある。

すごいもの見せてもらったよ。風力発電の被害は、このように海外と、日本とでは、正反対の方向に分かれてしまった。日本人にはすでに正邪の判断力はない。いや、被害を訴えるものが悪いのだ。そうであったとしても、海外の情報を知って、その上で日本人が特殊な状態になっていることを知る必要はあるだろう。

私は由良町だけでなく、県下、全国で総スカンになっている。「風力発電は止められないんだ」と言われている。海外では堂々と「Stop wind turbines !」と言っているのにね。私たち日本人も自由を取り戻さないか。あの戦争の時と同じやで。

簡単に魔法にかけられて、爆弾を抱えて自爆することが名誉なことだと思わせられているのだ。「あんな戦争で死ねるかよ」我が家では大叔父がそんな言葉を吐いていた。時代を生き抜くことはそれだけで大変なことだ。その上に自分の尊厳をもって、何が正しいのか、間違いなく生きることはもっと理想だろう。

被害地の人々は何も考えられないようだ。哀れなものよ。谷口さんはよくそう話していた。私はもう彼らに関わるつもりはない。「風力発電の被害」を理解しよう。知らぬ間に精神が破壊されてるで。