政治の現実

テレビで何度もやっていたから知っている人は多いだろう。自民党の総裁選挙で、彼らが一体何を言っているのかぐらいは、こう何度もニュースで繰り返しているんだから、耳についてきた。たまたま産経記事に文章で見られるのでアップした。この人たちは原発と再エネだ、と言っている。その内容がまた空疎でお寒い話なのだ。

前ページには『不都合な真実』として、わりと著名なライター達が再エネの何が悪いのかを説明した本を紹介した。9/16日発売だから出来立てほやほやだ。とくに新しい情報はないから、読んだ、まだ読まない、の違いはそうないだろう。常識的な話なのだ。今年の日本の天気図を添付した。6月から8月にかけてこんな天気が続いたのだ。

知っている人もいるだろう。つまり太陽発電は使えない。風力発電は風がない。すべて企業秘密で、風もないのに風車が回っている。演出なのだ。そのうえで、「再エネの方が安い」、「再エネで新しい技術」と言っているのだ。すごいこと言っているのに、誰も反応しない。被害が全国に広がっているのに、関心はない。

なぜな?あの戦争の時も、政治、行政はボロボロにやられていた。1945年、ソ連が攻めてくるというのに、終戦工作をソ連に依頼していたのだから、政府のアホさには目を覆わしむる。関東軍だけさっさと逃げ出して、あとは棄民であった。責任なんかどこにもない。それどころかスパイ、工作員に、いいようにやられていたことが分かっている。

内部情報の通信はすべて筒抜けになっていた。大本営の発表のウソも、今では勘違いなどではなく、意図的なイタズラであった可能性も見えている。普通に考えてみれば分かる話よ。これは決して笑い話ではない。今回の再エネについても同じ物語になっている。この天気図を見て、「残された選択は再エネだ」となるのか。

それが分からないほど、日本という国はバカにされている。実際にアホとしか言えんわな。関電や東電、老舗の電力屋はなぜ黙っているんだろう。各地の風力発電の計画地、被害地では、相変わらず「土砂崩れが心配だ」と言っている。風車病に苦しみ、泣きながら死んでいった人を見て、よくもこんな冷酷な弾圧ができるものよ、と吐き気がする。

由良町だけではない。伊豆や伊方、全国で同じ弾圧を見せている。被害確率は重症者で100人に一人か二人。10人くらいは低周波のあることが分かる。30%の人は、循環器系、癌などの病気のリスクを負うと言われている。オーストラリアの裁判所がPathway to diseaseと断じたとおりだ。トランプ前大統領もそのように演説した。笑いものにされたものよ。

私はトランプのこの言葉にありがたみを感じた。『Wind Turbine Syndrome』のニーナビアポントと価値観を共有する人がいたのだ。たとえ少数でも、被害を訴える権利がある。いや、そうしなければならないのだ。恥ずべきは日本の政治家のアホらしさよ。しかし私は選挙で総スカンを食ったから、これが日本人の本質であることも分かってきた。

水俣病やイタイイタイ病、そして原発事故を見れば分かるじゃないか。ウィキペディアを見れば、それがどんなに酷いものかよく分かるのだ。試しに「風力発電、低周波被害」と検索してみたらよい。なにも記載はされていない。投稿しても消されるのだ。日本に、まともな政治を取り戻すために、我々一般人がまず自覚する必要があるだろう。

ポピュリズム、人気主義には限界がある。倫理のない社会はいずれ消滅する。と私は思っている。風力発電の低周波被害で苦しいのだ。早く撤去してくれ。