風力発電の被害を訴えて、分かったこと。

前ページでは汐見先生の会見の様子をアップした。低周波被害者の会に関係する人なら、何度となく同じ話を聞いてきたことだろう。被害者の方なら、なんで私だけが被害に苦しむことになったのか、と苦悩の生活に苦しむことになる。風力発電の被害とは、主に低周波被害だ、と書いた。

由良町で経験したことを付け加えるなら、「被害者に対する弾圧」がそれに付け加わることになる。それらが私の主張する『風力発電の被害』だ。環境運動家はウソだ、という。由良町の人々は、ウソつくな、と激高する。感情の高まりを露骨に見せるところが、被害を訴えるものは許さない、残酷な社会環境にまとめられているのだ。

伊豆でも伊方でも、由良町でも、電話して聞いてみるがよい。「風力発電の被害はありますか」と。由良町役場なら既に数百回の問い合わせがあるだろう。それでも職員は「被害の問い合わせはありません」と答え続けているんだから大したものよ。もちろん被害者たちからの被害の電話も多々あったことは確認している。

それもない、というんだから、これが日本の姿なんかいな、と驚くのだ。県へ行っても、環境省へ行っても、それは同じことだった。政治家や警察もね。水俣病やイタイイタイ病の記憶は、公害とは何か、我々にその実態をまざまざと見せてくれた。

初めから原因は分かっているのに、国は被害を否定して被害隠ぺいに走った。因果関係は分からない、と。ウィキペディアを見ると、その酷さが今も堂々と書き記している。国家犯罪である。こんなものに関わったら、エライことになることが分かるだろう。私もウィキペディアの投稿に参加して、それがよく分かった。

それと同じことが風力発電の被害なのだ。被害を否定して、被害者をさげすみ嫌悪する人たちがどこにでもいる。被害者がそんなのに出会うと、ワッ!と驚愕して逃げ出したくなる。それを知って、さらに被害者を追い詰めて喜んでいるのだ。アホな日本人だよ。簡単に上からの指示に騙されてしまうのだ。

いや、上からの指示に喜びを覚えるらしい。添付にはドイツの風力反対デモをアップした。日本では、「ドイツでは上手くいっている」「ドイツに習え」とスローガンにしてきたから、こんな場面を紹介しても拒否する人ばかりだ。ウソつくな、と、あからさまに私をあざ笑う人もいる。

インターネットの発達した情報社会にいながら、なんでこんなカンカン頭に成れるんだろうかと思わないか。76年前の戦時中と変わらない。アホらしくて会話にならないのだ。じつは10年前から、ドイツでは各地で風力反対運動が起こっていた。「緑の党」という環境グループが勢力を伸ばして、今も混乱の渦にある。

政治の混乱はともかくとして、被害者たちは協力して、こんなにも熱烈に抗議運動を展開してきた。日本では、絶対にメディアに載らなかった。なぜな? 日独伊、三国同盟じゃあるまいに。あの戦争の時と同じ轍を踏んでいる。それを指摘する人もいるのに、日本社会がそれを許さない。

「ドイツでは上手くいっている。なぜ日本でそれができないのかそのことを考えよう」とさ。アホか。h19年の伊豆や伊方の風力被害の時から、被害隠ぺいのマニュアル化、弾圧の方針は決められていた。「被害を訴えるものは精神疾患のもの」だという。

低周波被害は頭をやられるから、その人を弾圧すると余計にヒステリックになって性格が変わり、人間性を失っていく。その事実を見ながらの組織的な被害隠ぺい工作だから質が悪い。その時に集められた環境運動家たちが、その後、事業の手先となって悪行を重ねていく。

もともとが地球温暖化政策、環境ビジネスだから環境運動とは相性が良い。反原発とも一緒になって風力発電に反対したい人たちを絡めとっていく。すべては仕組まれた政策だったのだ。何も知らない田舎の被害者こそ、いい迷惑よな。「Kein windpark」(風力発電はいらない)と検索するとこんな場面が多々出てきます。

私が嘘で作り上げたものではありません。気が向けば彼らに電話してみるがよい。ドイツ人とは話が弾むから、日本車は安くて故障しないだろうと話を振れば喜んでくれるはずだ。日本にはタブレット端末、iphoneが普及して、世界中の情報が溢れている。それなのに人は、せいぜい天気予報か、ネット通販、その程度の利用しかできないでいる。

英語が知らなくても生活できるからね。これが原因ではないけれど、まるで情報難民なのだ。だから何も知らない、何も受け付けない人たちが、上からの指示、毎日のテレビニュースで、情報を与えられると簡単に操られることになる。心理学の初歩テクニックだ。

NHKでやっている地球温暖化番組、チラッと出てくる風車の風景、新聞の脱炭素社会というスローガン、情報操作という見方をすると、一方的な扇動政策だと思わないか。日本社会は世界から孤立している。田舎者にされている。英語やドイツ語で、フランス語で、風力発電がどうなっているのか読み取って見ないか。

情報は、たくさんの層を成しているから、ある程度の価値観を持っていないと分からないだろうけれど、日本語のインターネット情報は既に手垢にまみれて、真っ黒だ。