集団洗脳に掛けられている。

日本でやっている自称・風力反対は、世界中のそれとは奇妙に違う、と訴えて来た。初めからジャーナリストたちはその秘密を感じ取っていたし、なんかヘン!、違うよ、と話したものだよ。しかしあれから12年経ってみると、誰もが「土砂崩れが心配です」と繰り返している。当時から低周波被害を否定する学者も活躍していて、いつもの環境運動家と連携して【お花畑】が賑わっていた。どこの風力被害地でも、風車病に苦しむ人がたくさんいるんでしょ。

なぜ、誰も助けなかったのか。分からないんじゃない。目の前で、風力発電の低周波音で苦しいんだ、と訴えている。笑って皆で「考えよう」という。一度たりとも風力被害者のために「風車を止めろ」と言ったことなどなかった。見え見え、バレバレ、の地域対策だ。たまたま有田川町、日高川町の風力発電のヘンテコな人たちと話す機会があった。恐々、いつ叫ばれるか分からないからね。

そっと、私の書いた『風力発電の被害』を見せて、実は低周波被害なんやで、と言ってみる。答えは予想したとおり、学者が来て、この山は土砂崩れの危険があるから、風力には向かない。土砂災害が風力被害になると言うのだった。ヘンな理屈に疑問が浮かばないらしい。その地域には風車病に苦しむ人がいる。当然、由良町の風力被害を知っている。有田地方なら大窪地区の風車被害は有名だ。弾圧の実態もな。

その上で、私に対して真剣に「我々は風力発電に反対している」と話すのだった。ウソやな。被害があるから反対だと私が言っているのに、「土砂崩れが心配なんだ」と繰り返す。接点はどこにもない。平行線のままに議論にもならない。ヘンな奴ら。風力発電の低周波音は強烈でな、被害者になると性格が変わっていく。顔つきまで変わる。【被害を訴えるものは精神疾患のもの】と書く環境省の判断は1面の真理がある。そうなってしまうのだ。

一般の低周波被害、重機、工場、エネファームなどの給湯器、の被害者でもヒステリックになって大変でしょ。その場を離れないと苦しい症状はなくならない。被害者に対する蔑視、差別感は日本独特のものか。s57年の西名阪自動車道、香芝高架橋の低周波訴訟は地域を上げて抗議運動になっていた。学者、弁護士が集まって、何が悪いのか問題点を極めた。結論はあるんだよ。汐見文隆医師、小林芳正教授の二人だけ。他は逃げ飛んでいた。弁護士らの汚さよな。

貧困ビジネスの理由が分かった。風力裁判ではコテンパンにやられた。人々は大喜びよ。環境運動家の喜びように、やっと風力発電の闇の姿を確信した。警察の弾圧も見たしな。江戸時代の安政の大獄、そのままだった。由良守應が牢屋暮らししたと言うからね、私の反骨心が蘇る。自分が何者なのか、敵は誰かも分かる。明治維新に命を懸けた人たちのことまで思い描いたかな。由良町で一人だけ、ずいぶん頑張ってしまった。

もはやお互いに理解するなんてことはありえない。それが隣町、有田川町でも日高川町でも、堂々と人びとは真実を隠蔽して笑っている。たまらんね。同じ作り話のストーリィを聞く。いつもの御用学者を呼んできて盛大に盛り上がる。真実よりウソが面白い。みんなと一緒に頑張る。署名運動してたくさんの賛同を得ている。私のように拒否した人はいなかったんかい。現実に目まいがする。禅寺の人が言うには、「彼らは何でもいいんだよ」という。

理由もなく、議論もなく、言われたらなんでも「はい」という。意志、考えはないんかい。行政、政治にいいように弄ばれる。死んでいった被害者たちに手向ける花はない。低周波被害・自体が存在しない。 雑誌の記事にまでして政府が因果関係はないと書き連ねる。それに抗議する日本人がいない。そりゃぁ、海外のような抗議デモにはならないわ。日本人には風力発電の低周波被害に抗議する人なんか誰もいないんだもの。私一人が風車病で苦しいと唸っている。

アホにされるわな。いつまで谷口愛子さんの話を繰り返すのか! 谷口さんもさぞや迷惑したでしょう、と人は言う。面白いのだ。人の不幸ほど楽しいものはない。支配なんやね。風力発電というカラクリに、地域支配を確立する。有田川、日高川、切目川のダムを見て、そこに住む人がいかに従順な奴隷根性に満足しているのかを見る。川は死んだ、という。そういう布石があった。人々の魂、精神が抜き取られたんだろうかね。

由良町とは別な動物化、家畜化を見た。「脱ダム宣言」と言った人の偉さを、やっと分かったよ。その精神性があるから長野県に風力発電がないんだね。県民性か? 議論好き、話し好きな人が多くいる。話し上手じゃないと思うけど、朝まで酒飲みながら話した記憶がある。やはり腹割って話す必要はある。集団心理コントロールと思うけど、もはや日本人にそんな気配はない。抵抗感がどこにもない。

権力の手先となった人の活き活きとした話しぶりに慄くばかりよ。全国の風力被害地を見るがよい。これが人間の住む環境か。環境運動とは真逆になっていることに気が付かないか。発電の検証、効果なんてどこにもない。SF、ファンタジーでしかない。日本人よ、どうした。春風と共に桜も散ってしまった。季節の変わり目に、低周波被害で苦しくてならない。風力発電を撤去してくれ。