グローバル化と言いながら、

「ある風車被害者の独白」と検索すると、谷口さんのことがキレイに纏められてアップしている。この文章を書いた人も低周波被害者らしくて、私も何度かお会いして話したことがある。たしかエコキュートかなんかの近所迷惑な話だったと記憶している。何度も由良町の畑地区まで来て、谷口さんと打ち合わせをしていた。ところが今は、その文が独り歩きをしてカルトになっているようだ。

もともとが、たくさんのスパイ、工作員に取り囲まれてコテンパンに弄ばれていたから、何が悪いのか、さえ分からないようにヒステリックになっていた。「哀れな人たちよ」、谷口さんは私によくそう言って笑っていたが、もちろんご自分のことでもあることは、少しは自覚していたと思うのだ。私は、谷口さんのあまりの悪さに閉口して、『谷口語録』として纏めておいた。

それは由良町役場や地域の人々が、まるで同じ言葉を同じ順序で話すという、口パクを取りまとめたものになった。「由良さんは、自作自演をしている、とみんなが言っている」とかさ。誰かが情報を発信してコントロールしていたのだ。アホな人々は、言われた通りの言葉を話し、谷口さんや私に向かってお決まりの話を得意げに伝えるのだった。

日頃は語彙の少ない人たちが、なぜ急にそんな専門的な知識や言葉遣いができるようになったんだろうかと、目を見張るような成果に本当に驚いたものよ。そのうちにそれらの人々は、風力被害者が亡くなると、「関係ない」と言って手を叩いて笑うようになる。ジャンプしながらくるくると回り、「アホよら」と喜ぶさまを見せつけるのだ。よっぽどそうしなければならない精神の高ぶりがあるようだった。

谷口さんの最後には、「アイちゃんはなんで死んだんよ?」と私に聞きに来る人たちだった。「風力発電に苦しめられて亡くなったんだよ」と私は言う。「違うよ、ガンで死んだんや」そしてワッハッハッ、と笑うのだ。私のページで、2016年11月からのアップには、そんな恐ろしい現象を書きなぐっている。私も辛い思いをした。

実は最近になって、各地の風力計画に反対したいという人から、谷口さんの実像はどうだったのか、という質問の声を聴いている。Youtubeには私のmorio yura にその声をアップしているけれど、講演用に制作されたものではなく、本当はどう思っていたのか、何を感じていたのかが知りたいというのだ。2018.1/20日、1/22日、2019.2/7日のページには、谷口さんの抗議の声をアップしている。

酷いものさ。グローバルと言いながら、日本では、風力発電の低周波被害に「NO」という人は誰もいない。海外では普通に「Stop wind turbines !」と言って抗議しているのに、日本では、誰も言えないのだ。そして私一人がタブーを破ったばかりに社会的制裁を受けている。各地の、いくつかの風力反対運動を覗いてみると、「土砂崩れが心配だ」といった、カモフラージュになった活動を堂々とアピールしている。

有名大学の御用学者を招き、あるいは常連の御用運動家を賛美して、地球温暖化、カーボンニュートラルなどの話題に沸いている。なんでもいいのだ。いや、風力発電の被害に苦しむ人を無視出来ればそれでよい。谷口さんや私はスケープゴートで、たまたま被害にあっただけと理解されればよい。コロナワクチンの副反応みたいなものか。国策だからね。

いやいや、風力発電の低周波被害は、100人に一人から三人が重症で苦しむことになる。被害感覚がなくとも、ガンや脳溢血などで死んでいく。それでも各地の自称、風力反対運動は「土砂災害が問題だ」と繰り返すのだ。アホに付けるクスリはない。