土砂災害が問題の本質ではない。

最近、九州の各地の風力反対の人と話していて、「土砂災害が問題だ」という話に方向が決まっていく、と嘆いていた。広島や兵庫、東北の風力反対運動でもそのようになっている。それに対してこの記事よ。twitterなどでも、メガソーラーと言えば、何かと土砂災害だと言って、写真を並べて対策を求めている。違うだろう。

コンクリートでガチンコに固めたら安心なんかい。どうもこの反対運動は言葉のすり替えによる地域対策だと感じるのだ。メガソーラーの何が悪いのか、例えばご自分の自宅の周囲が全てソーラーパネルに囲まれたらどう思うだろうか?

1. 乱反射で目がチカチカする。
2. 急な環境変化で、気分がすぐれない。
3. 強烈な除草剤を散布するから、何かしら気持ちが悪い。(野菜などに使用する農薬ではない)
4. パワコンなどから低周波が発生する。電磁波の被害は、200~300mだから、近くなら心配かな。
5. これまでの自然景観が破壊される。精神的な圧迫がある。
6. メガソーラーのすべては税金だ。自分たちが被害を受けてその支払いを強制される。
7. 行政や業者に抗議しても弾圧される。これは風力の惨禍で見たとおりだ。
8. 地域対策によりこれまでの社会が破壊される。被害者の迫害よ。水俣病や風力被害と同じこと。

まだまだありそうだけれど、私が直面している風力被害よりは、少しはマシかもしれないね。政府や行政は、再エネを推進している。日本では私のように被害を訴える人はほとんどいない。もしあってもコテンパンに虐待されて消されていく。なんで日本には、公害に立ち向かう人材がいなくなってしまったんだろう。

右翼も左翼も、ヤクザも詐欺師も、小金を貰うだけの小市民になってしまった。ちなみに私は大学の土木科を出て建設会社で働いていた。たまプラーザなどの田園都市線の宅地造成にも関わった。イノシシの走り回る山々を削り、深い谷間を埋め立てて、平ったい住宅用地にしていった。多少の地盤沈下や陥没事故があったことは知っている。

同じようなことが全国各地で行われていたのだ。その経験から言うと、メガソーラーの造成が、即、土砂災害に直結するとは思えない。悪い冗談、言いがかりだろう。それほど日本の土木技術は低レベルではない。むしろ、土を動かすからこそ、カネになる、という原則がある。築土構木、土木の基本よ。だからこの記事のウソが見えるのだ。

それにしても風力発電の被害となんと似通ってきたことよ。再エネとは、初めから詐欺だということが、いくらウソを塗り重ねても剥がれ落ちるではないか。稼働率がせいぜい10%の風力発電が、いつも風車が回っているのはなぜか? 電気がだぶついていて、タダで使えるからだろう。夜の太陽パネル、雨のメガソーラーか。

役に立たないものにこそ、そうあって欲しい、こうあるべきだというプロパガンダ、妄想が必要なわけか。