風力発電の誤解

最近、各地で行われている自称、風力反対運動会では、いろんなウソがまかり通っている。伊豆や伊方、下津町や由良町で、風車病に苦しむ被害者が自宅を捨てて引っ越したり死んでいったことは何度も紹介してきたとおりだ。それを御用学者や環境運動家たちは「土砂崩れが問題だ」と言ってるんだから、私も何か反論しないといけないだろうと思うのだ。

「風力発電反対」と検索すると各地の反対らしき欄がアップされている。中には「1㎞離せ」という欄があって、根拠は下記に示すドイツでの被害者対策の記事だ。ただしこれは風力業者のトリックであり、「Kein windpark」(風力発電はいらない)とドイツ語で検索するとこんな記事はエセだということが分かる。例えば、我家は風車から1.2㎞離れているけれど、低周波を測定すると添付図に示すように2Hzの所で音圧30dbもの空気振動があることが観測されている。

対数表示だから1000倍のエネルギー変化が繰り返されている。Youtubeに測定風景をアップしているから気圧変動がどのように人々を襲っているか見てみるがよい。我家の裏山の風車は高さ100mだから、10Hルールにすると、わずか1㎞だ。そんなアホなことないわな。しかし日本人はドイツ語が読めないから、いいように騙されるのだ。ちなみにこの論文名をクリックして、ドイツ語の文章面に右クリックすると翻訳機能が出てくる。大体の意味が読み取れるだろう。

私はドイツ語を中級まで習ったので、ドイツ語辞書で確認している。風力発電の低周波は、被害成分が1㎐、2Hz周辺にあるから減衰することなく、どこまでも伝播する。汐見文隆医師の本にも書いてあった通り、昔の寺の鐘と同じで、山々を回り込んで響くのだ。2019.3/11日、3/12日付けのページには、アメリカのJGR論文で、風力発電の低周波が60㎞離れても確認された調査報告書をアップした。

フィンランドの調査報告書には15㎞離れても風力被害があると書いてある(2019.2/22日、3/2日)。日本のような人口密度が高くて小さな島国では風力発電は無理だ。どこにも風車を建てられる場所はない。それで当初から風力被害者を黙らせるために、環境省などが様々な弾圧を行ってきたわけだ。私などは風力裁判で、コテンパンにやられている。考える会などの環境運動家たち、地域の人々は大喜びだ。これは何も私だけではなく、谷口さんらが塗炭の苦しみに死んでいったときにも声をあげて笑っていたものだ。

実は、これが私の到達した「風力発電の被害」だと思っている。なに、最初から分かっていたさ。由良町役場や県の対応に、あまりの驚きに、何をどう言って抗議したらよいのか分からなかったのだ。今になってやっと「人でなし」と怒りの言葉を文にすることができる。それ以上に私に対する罵りの圧力は大きいけどね。海外なら普通に被害地域の人々が「Stop wind turbines !」と言って抗議している。だから私は確信を持って風力被害を訴えているのだ。変り者で結構だよ。君らが間違っている。風力発電は詐欺だ。

風力発電是か非か

由良さん いつも言うように、「風力発電」がいけないのではないのですよ。ただ、何らの規制もなくどこにでも建てさせるから有害なのです。「地球温暖化」は、人類が産業革命以来、化石燃料を燃やして、過去の木材などの化石を(石炭や石油)燃やしたので、現存の植物では、それで発生するCO2を吸収しきれず、大気中のの」CO2濃度が高まり、それが地球を布団に包まれた温室のような状態にしてしまった(つまり地球の熱を宇宙に発散しづらくなった)ため起こったことです。

この結果、気象は荒っぽくなり(雨でも風でも、台風でも、この頃気象が狂ってきていることはだれでも実感できるでしょう。この冬も異例の温かさでした。気象庁の発表は、しょっちゅう開設以来だから大体100年前からの記録破りの新記録です)。このように地球を変化させてしまうほど、人類の活動は大規模になっていて、少しは環境に注意を払わないといけない段階に達しているのです。新型コロナだって、同じ原因から発生したものです。

人類が自然破壊をして、具体的には、植生にはも動物分布にも変化を与え、本来なら人類と接触しないような動物(例えば蝙蝠やセンザンコウなど)が人間と接触するようになったから、本来それらの動物とは平和共存していたウイールスが人間に感染したのは、このウイールスに人間は耐性がないから発病してしまうのす。いまのままだと、新型コロナは一応解決できても、次々に新手のウイールスが発生してくる可能性があります。抜本的に止めるには、これ以上の自然破壊をやめて、できるだけ元に戻すことです。

だから、風車が悪者なのではなく、それの使い方が悪いから、あなた方のような被害者が出てしまうのです。ちゃんとした国はちゃんとした使い方をしています。前に紹介したことがあると思いますがドイツのバイエルン州には立地に距離規制があります:Windkraftanlagen und 10 H:Änderung der Bauordnung soll Rechtssicherheit herstellen | BayerischerLandtag

今は面倒だから表題だけ約しておくとWindkraftanlagen und 10 H: Änderung der Bauordnung sollRechtssicherheit herstellen 風車と10H :安全性を考慮して(風車の)建設規定が変更されたというわけで、なにも安全規制もなく、業者に勝手に立てさせているのは、日本環境省が怠けているからで、敵は風車ではなく、環境省なのだと僕は思いますよ。彼らは少数者だからといって、低周波音被害者が、%は少ないけれど、世に厳然として一定数いるということさえ認めていないところに根があります。

「風力発電は再生エネルギーだからよい」という大義名分に隠れて、どこにでも立てまくる業者もいけないけれど、そういうケースはほかでも見られます。例えばバイオマス発電(化石燃料を燃やすとCO2濃度が高まるかいけないが、現生の木などを燃やしても、現生の樹木が吸収するからCD2濃度は増えない)は構わないというのに名を借りて、パームオイル発電というのが被そして害をまき散らしています。パームは椰子でしょうか?これを輸出するために現地ではひどい自然破壊が行われているのに…。

そして、その椰子が生きていたら吸収したであろうCO2は、もうその椰子がいないのだから吸収なんてできないのです。とりあえず今日はここまでで。

小林

由良守生

各地で風力反対運動らしきものがあって、時々電話で話したりしています。そのすべてに御用学者がいて、悪さをしています。海外でも環境運動家という人たちがいて、「私たちには風車が必要だ」と言っています。グレタさんみたいなものです。私は彼らを見て、単に風力事業の手先だろうと思っていたのですが、日本のこんな有様を見て、そうでもない、国を挙げて、国の政策として風力発電を建設していることが分かります。気候危機だという。カーボンニュートラルだという。

もはや低周波被害があるから苦しい、止めてくれ、なんて抗議は誰も受け付けないような雰囲気になっています。これって異常なプロパガンダですよね。気候が異常なんじゃない。社会が異常な心理状態にコントロールされている。再エネ賦課金など巨額のカネが動くんでしょ。すごい利権になると思います。小林先生宅の窓を開けると、風が吹いていますか? 風車を回すほどの10m/秒の風が吹きますか? 鞍馬山なら、もっと大きな風がありますか? 違うでしょ。

風力発電を主力電源にする、なんて、とんでもない嘘だとわかります。大型蓄電池の開発、ネットワークで連携する。これもウソでしかないことは、その仕事をしている人ならだれでも分かる基本でしょう。風もないのに風車が回っている。長崎のハウステンボスにも同じように電気仕掛けの風車がありますけれど、誰もその光景を見て不自然だとは思わない。自然に回っていると思わせる仕掛けがミソなんです。しかし誰もその欺瞞に抗議するものはいない。

下記のメールにもあるように、御用学者が来て、被害を否定して再エネの時代だと講義していく。学者という権威を、まるで神でもあるかのように崇めて拝聴する。学者を追及するものはいない。「土砂災害が問題だ」なんて話にすり替わる。これから日本の沿岸には巨大な風車が林立する風景が各地にみられるでしょう。反対すると私のように逮捕される。私の知る限り、助けてくれる弁護士は誰もいなかった。むしろ私に対して悪意を満面に表現していました。

各地に「考える会」のような地域対策組織が設置されています。被害者は潰されて消されていきました。海外なら「Stop wind turbines!」と抗議運動するのに日本には一つもない。私一人が抗議していました。日本の風力被害者たちのアホらしさよ。私は自業自得だと思っています。被害者たちは一様に「私たちは風力発電には反対ではありません」という言葉を繰り返していた。これって、すごいコントロールでしょ。まるで北朝鮮ですよ。下記に風力反対運動している人からのメールを添付します。

まだまだどうなるか分かりません。途中で挫折する人、ヘンになる人の多いことよ。気候の危機、カーボンニュートラル、こんな国の政策に合わせて学者や環境保護団体が協力する。小林先生はどう思いますか?

草々

メッセージ有り難うございます。

私は風発のことがなければ出会えなかった友ができて、とても有り難いです。多数の人たちは九大の御用学者に丸め込まれてしまいましたが…  なぜ皆、権威に弱いのでしょうか…  たかだか九州大学の教授なのに…

由良さんは御先祖さまの血がしっかり受け継がれているのですね。風発のことで出会った友人は、過去に頭を丸めて尼僧修業をしていたらしく意気投合しました。また、一緒に反対運動をしてくれている人も寺のお坊さんです。そこの寺は、放射性廃棄物最終処分場、汚染残土処理問題、地域から水を盗んでいく企業誘致、地下100m穴を掘って作るリニアコライダーなど様々な計画を阻止したお寺です。今回は、神仏の御加護の元に私たちは進んでいるのかな…と感じています。

山田征さんに、手紙を書こうと思います。山田さんも神仏の御加護がある方ですよね。ご縁が繋がりますことを願っています。