石狩沖の風力発電

全国で今、風力発電の反対運動が起こっている。しかしなぜか、しっくりしないものばかりだ。風力事業の手先が入り込んでいるし、もともと風車建設のための合意形成が目的なものもある。石狩はとくに御用学者とともに、「考える会」があった。どちらが主役か分からない。私のページで11/16日には、窪田泰さんのテキストを紹介した。

その中にもエセ運動会のことが詳しく書かれている。簡単に言ってしまえば、日本には、「風力発電を止めろ」と言って、低周波被害に立ち向かった人は、誰もいなかった。私一人だったのだ。彼らはYouTube動画にもあるように、御用学者を招いては、低周波被害を否定して、被害を訴える人を障害者だと断罪している。

そしてエセ運動会の面々は拍手喝采して喜ぶのだ。これが彼らの正体よ。どうしたら風力発電を建設できるのか、みんなで考えましょう、と具体的に言葉にして締めくくっている。パチパチパチ、と大きな拍手よ。アホらしくて見られない。この記事を見ても、実際の中身とは大きく違うことだろう。「北海道」という社会風土もあることと思う。

各地で、その風土に合わせて、不思議な風力反対運動が展開されている。2016年9月に、畑地区の谷口さんが石狩で風力被害の話をしたという。とても親切にされたらしく、北海道の空気は素晴らしかったと、何度も聞かされた。それから一週間ほどして急死した。あの時、北海道でしばらく滞在していれば、もしかしたらまだ生きているかもしれない。

風力発電による虐待と死亡。誰も言葉にしないからね。Youtube にアップしているから聞いてやってくれ。御坊市では、もうすぐ煙樹が浜に150基の大型風力発電が林立するというのに、誰も反対する人はいない。由良町や周辺地区でも、風力発電の低周波に苦しむ人は多数いる。まったくのタブー、禁忌やね。従来の差別心ではない。

その地域で生きていくための命がけのルールになっている。私なんかボロンチョよ。谷口さんらが死んだとき、手を叩いて踊って喜んだ理由がこんな展開になっている。もし御坊市沖に高さ200mの風車が林立したら、多くの市民は盆踊りのように輪になって、喜び踊るんやろか。アホよら、アホよら、と笑いながら。

前ページでは、私の先祖の由良守應の秘密を書いた。どんなに弾圧を受けたところで、歴史は進む方向にしか動かない。風力発電は、海外では既に反対、抗議の嵐が吹きまくっている。日本だけ、なんでこんなにアホなのか、それが私には分からない。いずれヨーロッパやアメリカと同じように、日本人にも風力発電のアホらしさが伝わってくるだろう。

被害を受けても何のことが理解できずに、アメリカなどを見て、判断の手掛かりにするしかない。なんというレベルの低さか。お暇なときに、protest wind farm あるいはドイツ語で、kein windpark と検索してみないか。海外のニュースが出てくるで。写真もあるから、英語が読めなくとも分かるさ。