風力裁判

h24年に日弁連環境部会の弁護士らが由良町の風力被害の視察に来て、汐見先生、窪田さんと議論した。後日、窪田さんはエラク怒っていた。私にはまだ彼らの発言している意味が分からずに、疫学調査が必要か、などと頓珍漢な話に騙されていたことを覚えている。「これでは裁判にならない」弁護士は汐見先生にそう言った。

私にも「裁判だけはしないでくださいね」とアドバイスをした。由良町議会や環境運動家たちは、裁判しろ、とけしかけた。先日5/27日の裁判では、検事は「個人の思い込みを書き綴ったもの」と私のホームページを総括した。私は、風力発電の低周波被害を訴えている。私だけではなく、多くの被害者がいて依頼されたからだ、とこれまでの経緯を説明したつもりであった。

取り調べ中にも、「低周波被害に法律的な根拠はない」と断定された。もし風力発電の低周波被害が「思い込み」「根拠がない」とするなら私のホームページやこれまでの主張はまったく意味のないものになってしまう。まさに環境省が主張する精神疾患のものよな。私のホームページには、ニーナピアポントやドイツのドキュメンタリー番組、研究論文や関連記事を記載している。

谷口さんの被害を訴える声もアップしている。各地の被害を訴える記事や反対運動も伝えている。これらは、単に私の思い込みなのか? 以下、小林先生に相談してみた。添付されたウィキペディアを見ると、すぐに恐ろしいプロパガンダやな、と思った。私はこれまで津田敏秀『医学者は公害事件で何をしてきたのか』や、原田正純、日吉フミコ、水俣病運動に参加した人々の本を紹介してきた。

それらのものとは明らかに違うのだ。今、私がウィキペディアに風力発電の被害を書き込んでもすぐに消されてしまうだろう。巨大な風力の闇が「風力発電と低周波」という被害を消し去ってしまう。海外では普通に風力反対、風力発電を止めろ、と抗議運動している。日本には一つもない。それどころかドイツでは上手くいっている、ドイツに習え、と繰り返している。

健康被害に苦しむ被害者がいることは全く無視されている。試しに英語で「Stopwind turbine」と検索してみるがよい。ドッサリト記事が出てくるで。日本の風力反対運動は、風力事業とセットになった被害隠ぺいの仕組みであった。考える会や野鳥の会、日弁連など、環境運動家は「緑の党」と同じ言葉を言っている。私たちには風力発電が必要です、というのだ。

カルト、邪教集団やなと私は思っている。かなり悪質な組織化された展開になっている。伊豆や伊方、由良町で、これだけの被害を見ながらに何の抗議もしないでしょ。すごいことだと思いませんか。結局の所、最初にジャーナリストたちが来て話したように、被害者が、地域の人が、何が起こっているのかを知り、自分たちの社会を守るために抗議運動をして風力発電を止めさせるしかないのだ。

重症の被害者をスケープゴート、生贄にして喜んでいる社会など、社会ではない。地獄絵なのだ。

由良様 裁判ご苦労様です。今日のメールで、社会学に明るい人を知らないかとおっしゃったのは、水俣病が公害として認知された経緯を知って、風車病も公害と認められるようにするにはどうしたらよいかを考えたいということだと思いました。早速、二三の方に心当たりはないか問い合わせ中ですが、まだ返事がありません。

そこで、私見ですが、今の世はインターネットは百科事典以上の情報を含んでいるので(もっとも百科事典と違う点は少なからずフェイクニュースも含まれていることに注意しないといけませんが)、ご自分で調べるのもいいのではないかと考えました。とりあえず、ウィキペディアあたりから始めてはどうですか?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%BF%A3%E7%97%85

これはキーワ-ド「水俣病 公害認定 経緯」で出てきたものの一つです。これで分かったことはもっと詳しく、わからなかったことは少し違ったキーワ-ドで検索すれば、だんだん詳しいことが分かってくるでしょう。