あの人は嘘をついていたという結論よ。

谷口さんが亡くなって三年も経つというのに、「あの人は嘘をついていたというやないか」と話す人が何人もいる。その話し方が巧妙で「みんながそう言ってるで」という結論になっている。だから私が風力発電の低周波被害を訴えたことも、根拠のない事だと言いたいんだろう。

あれだけ谷口さんと親しかった人も、同じことを言っているから呪いの呪文は恐ろしい。たまたま彼女は社交的で、誰とでも話ができるタイプであった。私が上手く操られて利用されたんだろうという人もいる。世間慣れした親父からは最初にそういう忠告をされた記憶がある。

今となっては親父の言葉がすべて正しかったな、と有難く思い出している。しかし、その時私はこうも言った。「オレが低周波被害にあって苦しくて死にそうなんや」と。親父は、「そうか、そしたらどうするか・・」両親のために建てた小さな隠居所だったけれど、風力発電の低周波で振動しているのが分かった。

いくら鈍いオヤジでも、多少は何が起こっているのか気が付いていたんだろう。それほど当時の低周波被害はすごかった。周波数2Hzの所で音圧90dbもあって、被害成分が卓越している被害者宅はたくさんあった。ドンドンッ―、と天井に繰り返される爆音に飛び起きたという人もいた。その人たちはすぐに亡くなった。

伊豆や伊方の風力被害地も同じことになっている。たくさんの被害者が死んだり引っ越して逃げ出したのに、無かったことにされている。ドイツ人がホロコーストのことは知らなかった、というのと同じやね。「ある風車被害者の独白」で検索すると出てきます。少し誤解しているところもあるけれど、概ね、風力被害の酷さを綴ってくれています。

小便を掛けられたり、タイヤのパンクがあったりと、具体的な嫌がらせは書いていない。「考える会」や「被害者の会」なんて、黙らせるための仕掛けなのに、そのことが分かっていない。2019.2/7日の録音を聞くと、それを分かっていながら話をしている風景が目に浮かぶ。辛かったのだ。

それを今でもウソをついていたと言っては笑いものにして喜んでいる。誰一人として風力被害を訴える人はいないし、そのページに書かれているように、被害者を村八分にしてイジメる気配に気分が踊っている。人の心は、こんなにも簡単に操作できるんやと驚くしかない。行政も、政治も、警察も、弁護士も、風力発電反対という人は誰もいない。

そうであっても、私は自分に襲い掛かった風力被害に「風力発電を止めてくれ、風車を撤去してくれ」と抗議する。人としての当然の権利ではないか。被害者を弾圧して喜んでいる人が狂っているのだ。