考える会、という欺瞞

これまでも全国の風力被害地には「考える会」というのが結成されて風力被害が隠蔽されてきた。被害者は消されてきた。汐見文隆医師はボロクソに言われて追放され、同行した窪田さんも同じようなものだった。辛うじて、風力発電の低周波被害は、周波数1Hz、2Hz周辺に卓越した被害成分があって、この挙動こそが低周波被害の原因であることを突き止めた。

海外でも、同じ調査研究報告(2016.3/4日付頁)が多数あって、動かし難い事実となっている。今、さらに海岸沿いに巨大な風力発電を大量に建設するという計画が進んでいて、各地の「考える会」が巧妙なトリックを仕掛けている。行政と結託しているから金魚の糞みたいなものだが、中には風力被害に苦しんでいて、やり場のない憤りに苦しんでいる人もいるだろう。

既に全国の風力地域には被害者が少なからずいることは分かっている。10年ほど前、伊豆で初めて風力被害があった時、詳細な被害報告書を作成して全国に伝えた人たちは、1年ほどで運動は潰されて、その後行方知れずになっている。その地域はどのような末路を見せたかは検索してみれば分かるとおりである。ドライブコースとして観光客でにぎわっているそうだ。

被害者たちを追い出した高笑いよな。ヨーロッパでもアメリカでも、風力被害地の人々は協力して「Stop wind turbines!」と抗議してデモ行進している。ところが日本で「風力発電を止めろ」と言っているのは私一人だ。「考える会」は、どこまで行っても、考える、だけなのだ。「反対だ」と言っても、目的は「考える」ことしかない。なにもないのだ。議会でもそう聞かされた。

エネルギーを考える集まりなんだと。これまでの「考える会」の歴史を見るとそれは明らかになっている。どこかの「考える会」が、風力被害者を助けるために抗議しただろうか。ヤラセの会議を持ったことはあるだろうが、それだけだっただろう。すべてはウソだったのだ。野鳥の会などの環境運動家も参加しての被害の否定、封じ込めに、被害者は消されていった。

これらの内部録音は、このブログで紹介したとおりだ(2018.1/20、1/22日、2019.2/7、8/24日)。議会での弾圧も各地に伝えたが、すべて拒否されてきた。海外の風力反対記事も受け入れられなかった。もちろん由良町でも同じであった。私一人が言っていることなのか? と驚いたものよ。被害者は私に泣き叫んでいた。それでも彼らは「みんなと一緒に頑張る」というのだった。

彼らが次々と死んでいったのは、これまで書いた通りである。生前、谷口さんも環境運動家に誘われるままにピエロになって、全国に出かけていた。由良町から引き剥がされたのだ。彼らの仲間になることで「だからアンタは誰にも話を聞いてもらえないんや」と私に嫌悪を見せていた。その割には最初から「アンタは群れたらあかん。被害の事実を伝えな日本が滅ぶ」と言ったものだった。

風力被害とは、環境テロなんやな、と気が付いてたいのだ。それでもいいように操られていた。今、彼らは低周波被害を騒音被害と言い換えている。外因性の疾患である風車病をうまく包み込んで隠している。決して抗議運動はしない。誰かが、公的な親切な人が解決してくれると心理操作を繰り返している。違うよ。

自分たち市民運動が被害者を助けるために、抗議しなければならないのに、真逆に、再エネ、自然エネルギー、とエネルギー論にすり替えているのだ。何のために風力発電に反対しているのか? その問題意識を隠すことが目的とされているのだ。私は、由良町で起こったことは殺人だと思っている。それを全国の風力被害地に伝えても、鼻であしらう運動会は、しょせん被害隠ぺいの仕組みでしかないことが分かる。

草莽崛起という。かつて明治維新を駆け抜けた志士たちは、日本と云う国の有りようを熱く語り合って維新を完遂した。高杉晋作の功山寺の挙兵なんかを見ると感動するではないか。誰が仕組んだか知らないが、日本に蔓延する自然エネルギー、再エネというサギ、イデオロギーを蹴っ飛ばして、自由で楽しい日本を取り戻そうではないか。環境かぶれのオッサン、オバチャンの欺瞞を否定しようや。

取り返しのつかなくなった被害地の姿をよく見てほしいのだ。人間性が破壊されるのだ。由良町の風力発電21基を撤去してくれ。低周波で耳鳴りがして頭痛がして苦しいのだ。