低周波被害者の会の窪田泰さんの意見です。

窪田さんは汐見先生と共に伊豆の風力被害に関わりました。h19年頃のお話です。風力発電の低周波被害が、ここから全国に広がりました。h24年になって、私は日高町のゴミ捨て場に捨てられていた、伊豆の被害報告書を見て、風力被害のすさまじさを知ることになりました。今、伊豆に風力被害者はいないと言われていますが、窪田さんは当事者としてその現場を見て追放されたわけです。

由良町でもそうですが、大変な策略、陰謀があったことと思います。20軒ほどの被害者が別荘の自宅を捨てて引っ越しました。それでも「被害はない」と言われています。これが海外ならStop wind turbines!と言って、地域の住民が抗議運動をしているはずです。ところが彼らは「私たちは風力発電には反対ではありません」と繰り返します。

由良町でも同じ言葉を被害者から聞くことになりました。このトリックを窪田さんから分かりやすく聞き出すことが、最近多くなりました。全国の被害地で行われている被害隠し、被害者隠し、弾圧の原点がここにあります。

以下、窪田さんからの意見です。

こんにちは。

特定非営利活動法人 低周波空気振動被害者の会 窪田泰 です。

=====
低周波空気振動被害は、人為的なものである。

音源は必ず人工物であり自然由来の低周波空気振動での被害例はなく、人工物の稼働に依って被害が生ずる。 国家のみならず加害者は、科学的解明が不足していると言いつつ被害判定に理工学関係者が医師に問わずに作った参照値・閾値の類を押付け、被害を否定する。 しかし、本来的に理工学関係者の責務は医師の判断に従って音源対策をすることであって、既に医学的見解は明瞭である。

医学的見解は明らかにも拘わらず、加害者は〝科学的解明が不足している〟と言う。おかしな話だ。 巨大風車では、汐見医師の著作(物理データは全て被害者の会が提供した)に登場する被害者の症状に聴覚反応を窺わせる主張は見当たらず、風車が作り出す空力音が生死に関わる問題であることは明らかであり、大型動物とおなじように、低周波空気振動を皮膚で感知した被害者は急性ストレス障害を起こすのであり、凡そ七波伝播して被害を与えていることも明白である。

低域の空気振動は極めて強い伝播力を有して、そのインフルエンス(周波数:ヘルツ、音圧レベル:デシベル)が受音側へ到達して被害となるのだが、唯一の専門家である汐見文隆医師は、受音側での被害判定について凡そ40Hz以下に卓越する空気振動の継続が認められ、かつ対照データからは卓越の程度が20dB程度、低値でも10dB程度の差と共に症状が対応していることとされてきた。

つまり、低域の空気振動の環境変化が加害するのであって、卓越の存在が被害の証明にはなるが、卓越があるからと言って被害アリと医師が判断されたことは無い。被害がアル空間の物理データと被害がナイか軽微な空間の物理データが揃い、加えて症状の軽重が物理データと一致した時に初めて被害アリとの判断が成立する。無論、同一空間のデータが必要ということでも無い。

しかし、社会は医師や被害者の主張を無視して音源の拡大に勤しんできた。その結果、日本中に低周波音被害を与える重機や家庭用給湯器が横溢し、三枚翼風車が林立して、死人も続出している。被害は〝理工学関係者の出任せの作り話〟とこれを利用する国家や大学・学会・メディア、日消連や日弁連、日本気象協会や野鳥の会といった社会的影響力が大きい組織、及び環境活動家が嘘を利用して、音源を日本中に作り続けてきた結果だ。

音響コンサルや環境保護活動家は汐見医師の意見を部分的に利用しながらこの問題に介入して、自身の保身を図りつつ営業構造を構築する。そして現在も音源は拡大を続け、低率ではあってもより深刻な被害者は増加している。音源拡大に貢献してきた者達が充分に音源をばら撒くことに成功し、被害が表面化した時期を見計らって「低周波音が危険だから風車建設は止めよう」と善人面をし「被害解消は音響コンサルに任せなさい」と被害者から金を毟り取る構造が出来上がっている。

議論をして飯が食えるのは議員とメディアだけだが、なかでも長周新聞のようなメディアが事実を伝えない。汐見医師の見解を利用しつつ、低周波音被害を作った者達(武田経世、松井利仁、山田大邦等)の意見を、さも被害者救済に不可欠であるかの如く引用し、被害者の主張は無視する。被害者の会<https://p-kichi5206.wixsite.com/abvv/nation>に「加害者 国家」の頁がある。

そこには「四.風力発電の環境影響評価」として川澄透や松井利仁等の虚言が国家に風力発電推進の言質を与え現在の過酷な被害を作ったことが記されており、彼らの手に依って低周波空気振動源は何の対策もされず、日本の守るべき庶民の暮らしのただ中へ放り出されたのだ。 低周波空気振動の危険性は議論もされずに2010年アセスの対象となり、アセスは〝これさえ守れば〟ドンドン加害源をばら撒ける根拠として機能してきた。

兵器か武器かというべき危険な装置がためらいなく、日本のほぼどこにでもゾーニングと言う手法を利用して建設可能になっている。 そのアセスは2012年にJIS規格となったが、空力音の捕捉については決められず、やっと2017年に「ロータ速度及びピッチ角の測定」に盛り込まれてデジュールスタンダードになったのだが、ヒトを工業規格で判定しようと言う加害者の嘘話は現実にもなってしまった。

セットバックを1㎞にするとか、風車の高さの3倍にするとかいう、何の根拠もない、科学が無い嘘話が飛び交って風車は建設される。 一日でも、一刻でも早く、被害者は救済されなければ暮らしが成立しないのに。 国家の悪行とこれを是認して稼ごうとする者等を決して許してはならないのだ。