政治の人気者

小泉進次郎氏が人気者らしい。先日もあのフクシマの視察で散々な記事が出ていました。環境省は、これまでの大臣を見ると「アホ」としか言えない人が多かったと思う。もうずいぶんと昔になるが、石原慎太郎氏が環境庁長官だった時も、無言で立ち尽くしていた姿がニュースになっていたものよ。

この記事を見ると、水俣病でさえこうなのだ。とても再エネ被害、風力発電の低周波被害など、理解どころか、言葉さえ分からないだろう。かつて安岡正篤は、殿はバカでしか勤まらない、バカだからこそ勤まる、と書いていたが、今回はだいぶん意味が違っている。以前彼は農業部会とかいう視察で、農業の現場に出かけるパホーマンスを繰り返した。

私は専業農家なので、すぐにその欺瞞に気が付いた。しかし一般の人々は彼の人気にあやかろうと、大変な騒ぎであった。御坊市にも来ていたらしいで。人気ばかりで中身は何もない。ベッピンの嫁さんがうらやましいかな。しかし大変だろう。政治の貧困という。本当にこれで良いのかと、私も被害者の一人として泣けてくる。

利権構造、票とカネ、行政との癒着。ボロボロの状態ではないか。私は風力発電の低周波被害を訴えたために総スカンとなって落選した。人物破壊、人間性に問題がある、というまことしやかな人々の判断になったらしい。世論工作より、これが社会の原理として働いている。ウソの世界よ。世論調査によると小泉氏が総理候補として挙げられているらしい。

日本の凋落が進んでいる。原因は、私たちの何も考えないバラエティ番組になった社会だろう。日本では、私一人が風力発電の低周波被害を訴えている。たくさんの被害者が苦しみながら亡くなっている。なんで誰も被害を訴えないんや。海外では地域の人が一緒になって抗議しているで。怒ろうではないか。