洋上風力の大失敗

最初から分かっていた実験でした。たぶん失敗することを確認する必要があったんでしょう。私は40年ほど前、浮桟橋、海洋構造物をつくるためのプロジェクトチームで勉強することになりました。生研にも伺いました。あれから実際にはハイブリッド型であれ固定型であれ、浮体構造物は建設されていません。

東北の震災の時、どんなに堅固な係留索でも破断して漂流したタンカーが現実を見せてくれました。日本は台風銀座です。素人目にも、どうやって電気を送るのよ? と首をかしげます。それにしても数千億円の費用を掛けた壮大な実験、無駄話でした。

対して、再エネ促進賦課金、補助金が年間3兆円とも4兆円ともいわれますから、大した失敗額ではないのかもしれません。この費用で私たちの生活が何か良くなったのか? 何のためにやっているのか? 少しはそのアホらしさに気が付いてほしいのです。

たまたま私は海洋土木の研究室に出入りしていたので、無理な計画であることは分かっていました。最高学府の先生方も分かっていたはずです。陸上では、風力発電の低周波被害に地域の人々は苦しめられています。だから海上に向かうのだ、と言いながら、結果はダメなことの確認でした。

風力発電は健康被害をまき散らすし、経済的にも、全然ダメなことは既に分かっているはずです。そろそろこの10年間の成果を、正直に公開する必要があるでしょう。健康被害を隠ぺいして、経済的な失敗も隠して、一部の悪党だけがボロ儲けする仕掛けはおかしいでしょう。

地球温暖化ビジネスは、とうに底が割れている。由良町の風力発電を止めてくれ。たくさんの被害者が泣いている。極悪非道の弾圧に、被害者たちは泣きながら死んでいった。それがなぜ面白いと言って笑うのか。