政治のカラクリ。怖いぞ。

6月議会の議運で万博誘致の決議をするのだという説明がありました。和歌山の由良町のような、こんな辺鄙な小さな町が何を考えているのかと思いました。

多数派工作でした。和歌山の各市町村議会が決議文を提出するんだそうです。私は、カジノ建設のこともあるし、リンクしているんではないですか? と発言しました。

出席議員たちからは、「万博の誘致について議論している。他のことは関係ない」と強硬でした。
6/10日、たまたま大阪の趣味の会で政治家秘書が来ていたので事情を聴きました。

秘書曰く「万博の誘致は企業やサービス業が将来に向けて発展していく起爆剤になる。大きな刺激を与えるんや。
しかしな、外人さんはもうこれ以上きてほしくない。静かな生活がええんや。カジノ建設は同時進行している。治安の問題。空気が悪くなる。

万博は建前で、実はカジノに客を呼ぶことが目的化されている。金儲けもいいが、それよりも大切なことがある。香港やマカオとは違う。ワシらにとって住みやすい大阪を守ることが必要とされている」やっぱりな。

ギャンブルはいろんな問題を抱えている。香港でもギャンブルは一切厳禁である。厳罰が待っている。マカオやラスベガスのように厳しい管理をして共存する覚悟が我々にあるものか。

国際博覧会といえば聞こえはよい。誰も反対できない。総合リゾート施設の建設といっても、カジノがメインになることは見えている。誰がヘドロやゴミを埋め立ててできた人工島にコーヒーを飲みに出かけるものか。

大阪駅周辺の大開発、難波駅周辺の賑わい、千里の万博跡地の存在感はどうだ。対して、南海大地震がもうすぐ来ると言われている。大災害になる。

毎度のことながら、風力発電の被害にも同じパターンがある。地球温暖化やCO₂削減という。パリ協定という。誰も反対できないスローガンを叫びながら再エネの悲惨さはどうだろう。

被害者排除、被害の否定が意味するものは何か。人間の否定ではないか。それにしても議会とは議論をする場だと思っていたのに、安々と、何の疑いも持たずに御上の意向にひれ伏す姿はロボットのようでした。

醜かった。さらに忖度して、私のような立ち止まって考えてみるものを排除する議会とは、何の意味があるものか。