小林先生の最新の論文です。

『日本の科学者』誌7月号記載の原稿です。私が学生の時から取り組んでこられただけあって、歴史を踏まえ、正当な評価であると思います。

しかし現実は、なんとすさまじい弾圧と隠ぺいが加えられてきたことか。

新聞やテレビといったメディアは、絶対に風力発電の被害は伝えない。
サブリミナル効果を狙ってか、たまにチラッと、風景の一部として写している。あるいは再生可能エネルギーとして賛美している。

環境省は、「風車騒音は超低周波による問題ではない」として被害を否定している。
由良町の集団健康診断では、医師の問診に、いくら低周波で頭が痛い、耳が痛い、と言っても無視される。

民間の医院に行っても、「それは受け付けないよ」と言って拒否される。
私は先日、御坊市の垣内耳鼻咽喉科に、「風力発電の低周波で耳が痛いのだが」、と言って話し始めると、「病院へ行け」と言って怒鳴られました。

そこが病院なのにね。近隣のお医者さんは、風力発電の被害者を拒否する仕組みになっている。
由良町役場でも、和歌山県でも、絶対に被害の受け付けはしない。

「被害の確認はされていない」としている。被害者を愚弄すること甚だしい。
日弁連は、大幅な再生可能エネルギー(風力発電)の増設を求める意見書を経産省などに提出している。

では、小林先生の論文と、このような風力発電の被害者を弾圧する社会組織と、どちらが正しいのか。ハッキリしているではないか。

由良町では、低周波に苦しみながら、何人もの被害者が亡くなっています。それを否定して笑い物にする社会とは、いったい何者であろかと思うのです。