倫理、モラルはないのか。

かつて「黙殺の音」の八咫烏、「低周波被害者の会」の猫廼足、この二人が活躍したことがあった。我家に泊まり込みで訪ねてくれた。ジャーナリストたちも来てくれたから、結構にぎわっていたのだ。京大の小林先生や奥西先生も来てくれたしな。ありがたい。これほど恵まれた風力被害者もないだろう。なんせ行政、政治、事業者の弾圧がものすごい。たまたま私が町会議員をしていたこともあって、もろにターゲットにされて吊し上げられていた。

人々は大喜びよ。どちらに付くか、なんて迷いはなかった。なんせ多くの被害者に泣きつかれたし、私自身が風車病に苦しみ、気絶して倒れてばかりいたのだ。ミカン畑で転落してろっ骨を二本も折った。本当に辛く苦しい被害者体験を繰り返した。そして畑地区では次々と死んでいくでしょ。人々はヒステリックになって私を罵っていた。なんで❓ と思うのは当然だろう。強烈な地域対策があったのは見ての通りだ。

今も人々は「風力の被害など聞いたこともない」、「ウソつくなっ!」と私を罵って喜んでいる。すっかり出来上がっているのだ。これだけ迫害されると、自分というモノが、何者や、と分析することができた。他の被害者は簡単に裏切っていたからね。何が違うのかハッキリと見えたんだよ。谷口愛子さんからも同じ言葉を聞いている。

「これまで私は何を見ていたんだろう。アホやった」と周囲の人の正体が分かって憤然としたものよ。私は悪口の嵐に襲われているけど、谷口さんの悪口も散々聞いている。もともと多少の悪い所があったからね。親しくしていたと思っていた人から、そんな暴露を聞かされると私もその人の悪さに気が付いていた。なんでそんなこと私に言いに来るのか、とな。由良町の風力事業は、役場が主導して地域対策が行われていた。

ピカピカの公害だ。隣町の広川町にもヒドイ風力被害があって、汐見文隆医師が本にして全国に紹介した。それを知っての被害者弾圧なんだから厚顔無恥、いや悪魔の所業、オマエは鬼か、と睨み合ったものよ。実際はボロクソにこき下ろされた。議員の値打ちなんかないわな。このホームページを遡ると、当時の記録がそのままに記載されている。これを公開したらマズいかな、うまく伝えられない、私の能力を超えた真っ黒な闇に立ちすくんでいたものだよ。

やがてジャーナリストたちも去っていった。あまりの汚さに、全国的にも風車様様になっていて、風力発電反対なんて言うと、それだけで石もて追われていた。表面上は風力反対でも、健康被害を否定する学者を担いでワッセイワッセイしていたからね。彼らの嘘八百が見え見えよ。「土砂崩れが心配です」は全国的なスローガンになっていた。風車病に苦しむ被害者はどこにもない。あってもピエロにされて生贄の儀式にされていた。

風力発電の低周波音は強烈で頭をやられる。その上に何重にも取り巻かれて虐待が加えられる。東伊豆町で見たように、被害者は逃げ出すわな。叩き出されるのだ。仕組まれた罠にハマって、人々は大喜びだよ。由良町でも全く同じ有様でな、ここまで倫理、道徳が否定されるか、と感心したものよ。あまりの酷さに八咫烏、猫廼足がやってきた。この二人が分析して書いた記事を見ても、日本では誰も反応しないし、大体何のことか分からないんだよ。

もう一つ、私は海外の風力反対デモの記事を紹介しているけど、こんなこと言う私に対して、人々の嫌悪は最高潮に燃え上がる。アホよら、アホよら、と手を叩いて笑いものにされている。私も面白くなって、一緒に笑ってやる。喜劇なのか悲劇なのか、もうどうでもいい。『民衆の敵』私に振られた役柄だろうて。ミナマタの日吉フミコさんも、酷い弾圧に晒されたという。何にせよ被害を訴えたらこうなるらしい。

福島原発でもそうでしょ。被害者はコテンパンに苛め抜かれて殺される。これが日本の原理原則らしい。我家は南朝方で戦って滅んだと聞いている。あの安岡正篤も先祖が南朝側で戦っていましたと書いてある。今も後醍醐天皇の意気に感じる人はいるんでしょ。政治、行政の腐敗ぶりは民意だと思っている。人々の反映よ。そこにこんな分析をして、「オマエラ阿保か」と嫌悪を示したのだ。

1億人の日本人に「それは違うでしょ」と言っている。1億総痴呆化。1億総玉砕。1億火の玉だ、とかね。いつか見た風景だ。誰も逆らえなかったし、真実を知る人はいくらでもいた。時代の大波かい。そしたらこれからが大変やで。政治の不毛は見ての通りだ。「さらなる再エネの推進」を謀ると言っている。風車を建てないともったいないんやで、と言っている。もはや何を言っても通じない。亡国、そんな意識もない。

新しい国づくりが必要だと感じている。日本の歴史はそれを繰り返してきた。新しい人よ、再エネのウソに立ち向かおうぜい。人として生きようじゃないか。